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r-fukai's Diary ausf blogger

月曜日, 8月 08, 2005

FairPlayのプロテクション

http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playlistId=74586310
iTunes Music Storeで曲を買ってみた。ロジック・システム(松武秀樹)の「Logic」。とても古いアルバムである(iTMSで表示されるリリース日は、CD化された日付である)。
んで、買う操作を行なったiTunesで、iPodにドラッグ&ドロップで転送しようとしたらできない。何度試してみてもできない。「あれ?」と思って再生してみると、「このPCでの再生を許可するか?」などと言われる。しょうがないのでパスワードを入力してプロテクトを解除すると、5台のうち2台で認証されましたと出る。
これは要するに、買っただけではFairPlayのプロテクトは全く解除されていない状態で、もう一度パスワードを入力する必要がある、ということなのだろうか。なんか釈然としないものがある。というかこれって1台分損してないか? どうも1年に一度だけ全ての認証をクリアすることができるらしいけれど、そんな対症療法では、釈然としないことに変わりはない。
それはさておき、当然のことながら、一度再生できるようになれば、iPodへの転送は何事もなく完了できた。
そして、試しに他のマシンを立ち上げて、そちらのiTunesから共有ライブラリで再生しようとしてみると、またプロテクトの解除を求めるダイアログが出る。えぇー。コピーするわけじゃないんだから、それくらいいいじゃん。プロテクションポリシーの問題じゃなくて、単に「共有ライブラリからの再生と自前のライブラリからの再生を区別できない」という可能性もあるけれども。
これの何が困るって、学校や会社のマシンにiTunesを入れて(音楽を聴きながら作業することを禁止していない会社は、小さいところならば結構ある)、iTMSで買った曲を入れて、しかも共有をオンにしておくと、同じネットワークにぶら下がったマシンでiTunesを使っているユーザにApple IDのユーザ名が丸バレになってしまうという点である。
それが嫌ならば共有など切ってしまえ、という意見もあろうが、今まで何の心配事もなくあまり親しくない人とも共有できていたのに、iTMSから曲を買った途端にそれができなくなるというのもどうかと思う。
Apple IDのユーザ名はどちらにせよメールアドレスなので漏れてもさほど問題にはならない、という考え方もあるだろうが、知られないで済むものは知られたくないという考え方は、個人情報保護法などという法律が施行される現在、別段おかしなものではあるまい。
というわけで、Appleにおいては、FairPlayと共有ライブラリの仕様に関しては再考してもらいたいものである。