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r-fukai's Diary ausf blogger

火曜日, 9月 20, 2005

NASAの月有人ミッションの概要が明らかに

http://www.nasa.gov/missions/solarsystem/cev.html
(ドメインを見れば判るが、リンク先は英語である)
あぁ、やっぱりアポロ宇宙船に近い設計のものを新規で製作するわけね。完全に新規ではないからアポロほどは手間は掛からないのかもしれないけれども、失われてしまった属人的技術というものが案外多くて苦難に満ちたミッションになったりはしないのだろうか。
そもそも、NASAはこの形式の宇宙機を何機製作するつもりなのだろう?(スペースシャトルミッションに掛かる予算がNASAの当初の見積もりよりも莫大になってしまった背景には、オービターの製作機数が当初のNASAの計画よりも大幅に減少してしまったために、オービターの価格が高止まりしてしまったという理由もある) それともアポロと同様の国威高揚ミッションだから、予算は普段のNASAのミッションよりも潤沢なのだろうか。
いくらシャトルが欠陥品であろうとも、予算さえ潤沢ならばもう少し明るい宇宙計画が展開されている未来というものがあり得ただろうと予想できるので、1機か2機で完了する太陽系探査計画などに比べると、予算に関する心配がむくむくと頭をもたげてくるのである。大きなお世話も甚だしいのは重々承知の上で。
などと色々心配事を書き連ねてみたが、まぁ13年もあれば平気か。月面有人計画だけは実行されて、その後が続かないとか、アメリカの経済が悪化して計画自体がなかったことになるなんて可能性も、計画の期間が長ければ長いほどあり得るのだけれど、そこまで心配すると単なる疑心暗鬼に陥っているだけのような気もする。
予算など政治面でのいらぬ心配事はこの辺にしておいて、技術面についても触れておくことにする。
人間を打ち上げるためのロケットとその他の貨物を打ち上げるためのロケットが別になっているのは、シャトルシステムでさんざん批判されてきた点を改善していて(貨物運搬に必要とされる精度と人間を運搬する場合に必要とされる精度には厳然たる差があるのだが、シャトルは貨物と人間を同時に運搬するために貨物の運搬に不要なコストを掛けざるを得なかった)、やはりNASA内部でも同様の批判があったことをうかがわせる。
貨物打ち上げに使用するサターンVもかくやと思わせる大型ロケットは、シャトルのメインエンジンを5機束ねて使うとか書いてあるが、100%に近い安全性と複数回使用が前提のシャトルのメインエンジンは、使い捨てが前提の打ち上げロケットのエンジンとしてはオーバースペックなのではないだろうか。……もしかして単段式ですか、これ? 人が乗るほうは一段目がシャトルの固体ロケットブースターで二段目がシャトルのメインエンジンという、それなりに妥当性のある構成になっているのに、何故に貨物用だけシャトルのメインエンジンを使っていてしかも単段なのだろうか(液酸液水ロケットエンジンは、大気圏中では効率に劣る点がある。これはH-IIAでも同じことが言えるのだが)。
月面往還に関して、アポロを超えるコンセプトは特に見当たらないようだ(アポロ以外に技術的蓄積がないのだから当たり前だが)。月面に根拠地を作るという話も、技術的な裏付けが特に書いてない。詳細は試験的ミッションを繰り返して詰めるということか。なんかジェミニ計画からやり直しているような印象もある。
ちなみにジェミニ計画については以下を参照のこと。
http://spaceinfo.jaxa.jp/db/kaihatu/hikou/hikou_j/zyemini_j.html

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