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r-fukai's Diary ausf blogger

木曜日, 9月 29, 2005

インテリジェントデザイン論

http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku/etc/050926etc.html
産経は全国的に展開している一般紙としては、他の新聞に比べて一つ格が落ちるらしいが、こんなトンデモを真面目に紹介してるようじゃ、格下なのも仕方ないな。
実際のところ、人間のデザインになにがしかの知性体が関わっていたとしたら、そいつは相当のデスマーチを経て人間の設計を終えたに違いない。こんな不自然な妥協の産物の塊なんかそうそうない。絶対に途中で担当者が逃げるか入院するかして、まともな引き継ぎなしに次の担当が作業やってるぞ。
そもそもこの記事は、生命と人間を使い分けることで明らかにミスディレクションを狙っている。私がざっと読んだだけで露呈するようなミスディレクションなんぞ、鼻紙にもならん。やるならもっと上手くやらんか馬鹿者。
しかしなんだな。カンブリア爆発なんて前世紀の遺物みたいな説なのだが(エディアカラ動物群なんて、ちょっと調べればすぐ出てくるし、古生物学の定説が如何に脆いものなのかは、国立科学博物館に行って古い恐竜の復元図を見ればすぐに判る)、どうしてどいつもこいつも科学に攻撃を加える人間は、敵のことを全然知らないのだろうか。孫子の兵法も守れないようでは理系文系に関わらず勉強が全然足らん。出直して来い。