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r-fukai's Diary ausf blogger

水曜日, 1月 25, 2006

旨辛至福研究飯店 陳麻家

通勤経路(普段は一駅だけ東武野田線を利用するので通らないのだが、この日は渋谷駅で人身事故があったとかで電車が止まっいた状態からちょうど動き出した時間に駅に着いてしまったので、電車が無茶苦茶混んでいて、歩ける範囲では電車に乗りたくなかった)に、新しく坦々麺を売りにしている中華料理屋ができていたので、寄ってみた。
なにやら、店内は中国風の印刷物で埋め尽くされていて仰々しいというか、正直鬱陶しい。こういう内装は90年代のセンスではなかろうか。そういえば店名も仰々しすぎる感じ。
それはさておき、メニューを見ると、坦々麺の他に陳麻飯という要するに麻婆丼があって、そちらと坦々麺が二枚看板らしい。どちらかをハーフサイズにしたセットというのがあったので、それを頼んでみた。
坦々麺のスープは、平均よりも多少辛めで芝麻醤は少な目。麺は日本のラーメン屋のそれよりも、本格的な中華料理のそれ。日本のラーメンに慣れた味には、ちょいとばかり腰とシャッキリ感が物足りない。特徴といえばそれくらいで、言ってしまえば至って普通である。
んが、陳麻飯の方を食べてみてちょっと驚いた。その辺にある中華料理屋ではめったにお目にかかれない、四川山椒を使った舌がしびれる味だったのだ。
以前、定期的に他人の手料理を食べる機会があって、その人の作る麻婆豆腐がこの本格的麻婆豆腐だったので、その味が忘れられず、最近は中華料理屋で食べる麻婆豆腐に物足りなさを感じていたのだった(いや、それほど中華料理屋を食べ歩いたわけでもないので、きっと本格四川風麻婆豆腐を出す店もたくさんあるのだろうが)。
しかしながら、この店の麻婆豆腐はかなり大量に四川山椒を使っているようで、十二分に昔日の味を思い出させてくれた。
普段、私が食べているものからするとかなり辛めの味付けだったのだけれども、あっという間に完食。
二週間に一度くらいは食べてみたい味である(これは私からすれば相当に好意的な評価である。なにせメニューのバリエーションが少ないので、それ以上の頻度で来るときっと飽きる、という理由もあるが)。
あとでググってみたら、ここはどうもチェーン店らしい。結構方々にあるようだけれども、会社の近所にはないようだ。残念。