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r-fukai's Diary ausf blogger

火曜日, 9月 05, 2006

犬SF

突然、犬が登場するSFについて書きたくなった。
とりあえず思いつくのは、版元品切れで古本でしか入手できないが、秋山瑞人の「鉄コミュニケイション」1. ハルカとイーヴァ 2. チェスゲーム(電撃文庫)であろう。
有名な猫SFであるところの「猫の地球儀」もいいが、こちらも勝るとも劣らない良作だった。原作付であるが、設定を借りているだけの別の話だと思ったほうがよろしい。これを犬SFと呼んでしまうのは、微妙にネタバレな気もしないでもないのだが、作品の面白さを減ずる類のものではないと思う。
他にも、遺伝子が犬だってだけであまり犬っぽくない上に、出てくるだけという話もあるのだが、犬を基にした下層民の少女「ド・ジョーン」が登場する「クラウンタウンの死婦人」(「ショイヨルという名の星」所収 ハヤカワSF文庫)がある。
……しまった。もう引き出しが尽きた。仕方がないのでgoogleの力を借りることにする。
というわけで、googleに「犬 SF」でお伺いを立てると(一応、あらすじ程度は確認してノイズを取り除いたつもりである。「夏への扉」を猫SFとするのがおこがましいくらいの犬SF揃いになっているはずだ)、谷口裕貴「ドッグファイト」(徳間書房)、ヴァーナー・ヴィンジ「遠き神々の炎」(創元SF文庫)、オラフ・ステープルドン「シリウス」(ハヤカワSF文庫)、クリフォード・シマック「都市」(ハヤカワSF文庫)、ハーラン・エリスン「少年と犬」(「世界の中心で愛を叫んだ獣」所収 ハヤカワSF文庫)などなど、猫SFと呼ばれる作品群に勝るとも劣らない数の作品が存在していることがわかる。
というわけで、「猫SFはあるけど犬SFはない」などというのは真っ赤な偽りもしくは井の中の蛙的台詞ということなのである。

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