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r-fukai's Diary ausf blogger

火曜日, 11月 07, 2006

菜の花で放射能除去

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061105k0000m040036000c.html
まぁ、菜の花というかアブラナ科の植物は化合物に対する耐性が高いので、土壌汚染除去に使われることが多いのは確かで、放射能除去効果はあるのだろう。
しかし。
>土壌に残るセシウム137などの放射性物資を根から吸収させる。

>放射性物質は液体や気体に溶けないため、加工した菜種油やバイオガスには含まれないという。
本当か? 放射性物質ってセシウムだろ? アルカリ金属で、人体に入るとカリウムと置き換わるんだぞ。
まさか純粋な形で存在しているとは思えないので、何らかの化合物として土中に含まれていると思われるのだが、まぁ普通は酸化物(Cs2O?)か水酸化セシウム(CsOH)として存在するのではないか。これらが水に難溶というのはにわかには信じがたい。
コバルトならば、その性質は鉄に似ていて鉄よりも安定した化合物を形成するので、水や気体に難溶と言われても素直に納得できるのだが、アルカリ金属の化合物がそんなに安定しているとは到底考えられない。
植物で環境汚染を浄化する技術のことを、ファイトレメディエーションと呼ぶらしい。ググって見つけたその解説ページを見ると、次のように書いてある。
http://www.mls.sci.hiroshima-u.ac.jp/mpb/Phytoremediation.html
>そのメカニズムはほとんど分かっていないが、取り込まれた重金属イオンが細胞内のファイトキレチン、
>リンゴ酸、クエン酸、ヒスチジンなどとキレート化合物を形成し、無毒化・蓄積されると考えられている。
ふーん。植物の体内で有機酸化合物になって化学活性は失われるということか。とはいえ、これは化学毒性がある重金属の話であって、放射性同位体の活性が失われるわけではない(人体に吸収されてしまう危険性は確実に減るけれど)。セシウムがこの枠に当てはまるかどうかは謎のままだが、当てはまることにしておこう。
なるほどなるほど。ここまで来れば、「放射性物質は液体や気体に溶けないため」と言われても一応納得は出来る。だがしかし。
機械的に搾り出すだけの菜種油はともかくとして(それでも、種子部分に吸収した放射性元素が集積されたりしたらアウトに近いけれど)、有機的に分解するバイオガスはやばいんじゃないか。折角化学的に安定している有機酸化合物を分解してしまうのではないか。

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