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r-fukai's Diary ausf blogger

火曜日, 3月 29, 2005

電波男たびたび

http://d.hatena.ne.jp/Dawa/20050328
電波男の「萌えによって恋愛資本主義から脱却せよ」という主張が、行き過ぎた個人主義に陥る虞がある、との批判はあってしかるべきものだと思う。
ただ、オタク趣味はもう十二分に世間からの風当たりが強いので、いまさら世間を持ち出してみたところで、電波男に共感する層に対する説得力はさほどないのではないだろうか。
また、脱却を志向するに至った「恋愛資本主義」批判に対する視点が欠けているように思う。
同調している層が、全員「真の愛」を探しているわけではないだろう。むしろ全員参加が義務付けられているかのごとく振舞う「恋愛資本主義」(これではまるで全体主義だ)になんともいえない居心地の悪さを感じているだけの人間が多いのではないだろうか。
もはや、世間を持ち出して脅かしを加えても「世界はこうなっているのだから諦めろ」以上の言葉には聞こえないのだ。それは単なる抑圧者の言い訳でしかない。