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r-fukai's Diary ausf blogger

木曜日, 6月 23, 2005

映画「電車男」は非現実的なのに女性はみんな感涙している

らしい。
http://ya.sakura.ne.jp/~otsukimi/
いや、そんなの当たり前ですから。
古今東西……とまでは言わないが、少なくとも日本の「お涙頂戴モノ」のストーリーや設定が荒唐無稽なものであることは、大映の「赤い」シリーズを筆頭としたドラマを冷静になって観察してみれば判ることだ。唐沢俊一などによって、その傾向が大映製作のTVドラマに留まるものでないことは既に示されている。
つまり、平均的日本人は、悲しい話や良い話を聞いて涙するという行為のためならば、ストーリーや設定の尤もらしさなどどうでもいいと感じる、という傾向を持つということだ。
その感動の前ではストーリーや設定の冷静な検証などどうでも良く、そのようなことを実行する輩は単なる邪魔者もしくは野暮天ということになるのだろう。
聞いた話なので本当かどうかは知らないが、「アルマゲドン」のクライマックスシーンでは、欧米では観客揃って大爆笑になるのに、日本では観客がみな泣いている、というのも、この性質によるものに違いない。