.comment-link {margin-left:.6em;}

r-fukai's Diary ausf blogger

木曜日, 9月 06, 2007

護憲とか言ってる人は九条の話しかしないけどさ

日本国憲法第25条にはこうあるのだ。

第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

憲法というものは、日本ではあまりそう考えられてはいないが、基本的には国家に対する束縛事項を記したものである。よって、憲法にこうある限り、国民が餓死したりしないで済むようにする義務が国家に発生する。
バブルがはじけて以降の日本は、どう考えてみても国家が憲法第25条を尊守しているとは考え難い事件が多数発生している。よって、われわれ国民は国家に対して憲法を尊守するように要求しなければならないし、法律的には国民としての最低限の義務をそれで果たしていると言える。
地方自治体の人間はこう言うだろう「そんな事を言われても、無い袖は振れないのだ」と。しかしながら、それを認めてしまうようでは、

第12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

この条文をわれわれ国民が無視していることになってしまう。
予算が0やマイナスな訳でもあるまいに(地方自治体だと場所によってはマイナスの可能性もあるのだろうが、それは議員と官僚の責任だろう。追及しなかった選挙民の責任でもあるが)、袖がないなら袖を作る知恵を出すことを期待されて官僚や議員はその地位にあるのだ。甘えたことをぬかしているんじゃない。そうやって、国がきちんと仕事をしようと努力しているかどうかを監視したうえで、それでも手が回らない部分については個々人の善意を発揮すればよいのではないか。
でないと憲法でさえグダグダになってしまう。ただでさえ九条と自衛隊でグダグダなのに。
そういう意味で、私には以下のエントリの主張は、国側にいる人間が話をそらしているだけにしか見えない。
http://blog.tatsuru.com/2007/07/24_0925.php

(注:"エントリ"へのリンクが存在しなかったので、070907に修正)

ラベル: