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r-fukai's Diary ausf blogger

月曜日, 3月 07, 2005

ゲームで自閉症ふたたび

http://d.hatena.ne.jp/komutai/20050305/
森「ゲーム脳」昭雄が「ゲームをやっていると自閉症になる」と発言したという情報を、わざわざ電話して(電話してきたのは森昭雄「らしき人物」らしいが)確認した人がいる。お疲れ様なことである。
まああれだ。後から確認を取られたら、よほど核心に触れているところでもない限り、とりあえずグレーな部分に関しては「そんなことは言ってない」と答えておくのがセオリーというものなので(きちんと用意された原稿をただ読み上げるだけでもない限り、講演というものはいい加減なものであると思う)、あんまり信用できたものではないと個人的には思うのだが、森「ゲーム脳」昭雄は「ゲームで自閉症になる」という説に今のところ固執しているわけではないということだけは判る。
彼が何に固執していようが、彼の唱える説が明らかに間違いならば笑い飛ばすだけなので、どーでもいいっちゃあ、どーでもいい話なのだが。
http://members.jcom.home.ne.jp/take-yabu/tomogamebrain.html
気になるとすれば、一次情報源の人のページに書かれている話の流れが、当日の講演内容を大きく歪めているのでなければ、「最近自閉症が増えている」「先天性以外のものは××が原因である」という話をした時に、「××」の部分にゲーム以外の何かが入るということは考えにくいし、もし違うものが入ったとしても、それは誤解を招き易いどころの騒ぎではなくて、意図があろうがなかろうが聴衆に誤解させるためにそう言っているとしか思えないのは確かなところであろうと私は思う。
もし、間違いや不注意から、ゲーム脳の話題が主である講演の一部に片岡教授のテレビを原因とする自閉症様症候群の話を混ぜたのだとすれば、森「ゲーム脳」昭雄は知性の働きが鈍い人物であると評価せざるを得ないし、聴衆に対してどのように受け取られるかを計算してやったのだとすれば、ゲーム脳説自体がそのような姑息な手段を用いなければ受け入れられない、学説と呼ぶのに相応しくない説であると看做さざるを得ないということだ。
どちらにせよ、今回の件によって、私の内部での森「ゲーム脳」昭雄の評価は下がることはあっても上がることはないのである。