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r-fukai's Diary ausf blogger

水曜日, 7月 13, 2005

最近の読了

書いてないだけでそれなりに読んでいるのだが、それらはまたあとで。
森博嗣「ダウン・ツ・ヘヴン」読了。
ジェットエンジンが発明されていない世界で、国家ではなく企業が戦争をしているという設定の空戦小説。
このテーマに沿って書かれている森博嗣の文章は、私にとってとても心地良い。ストーリーの細部の完成度はこの際どうでも良くて、ひたすらこの文章を読んでいたい、そんな気分。いや、実際には何度も読み返したりするわけではないので、ストーリーが本当にどうでも良いわけではないし、これが突然スパイ小説や推理小説になってしまっても困るわけで、本当にどうでも良い訳でもない。
閑話休題。
最近の森博嗣の文章は、小説よりはかなり詩に近いものになってきていると私は感じていて(実際に詩も発表されていたりするし)、そのテーマが空戦だから私にとってはまだ着いていけているのだと思う。