安い製品には安い理由がある
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20051127/mng_____tokuho__000.shtml
会社で作業用端末として与えられているのはDELLのデスクトップ(但し、リース品)で、液晶モニタもDELL製だったりするので、こういう記事を読むと、なんかこうやりきれない気分になったりする。
私は個人的には派遣業というのは緩やかに国を滅ぼすと考えているのだが、これは横道なので、元へと戻そう。
で、本道はなんだったかというと、タイトルで言い尽くしてる感もあるのだけれども、先進国、少なくとも日本においては、製品の製造販売に関わるコストで一番高いのは人件費であるわけで、同業他社よりも安い製品を市場に送り出そうと考えた場合には、どうやって人件費を削るのかを考えることが、もっとも効率が良いわけだ。
しかしながら、PC-AT互換機などという極限に近いまでオープンな製品(オープンであるということは、すなわち、誰かができることは他の誰かも簡単にできるということだ)の市場においては、製造に関して削れる余地など、殆ど残っていないというのが実情だろう。
よって、流通や販売で人件費を削るしかない。DELLは数年前までは流通(というか出荷在庫)の管理の効率化を進めることで低価格を維持していると喧伝された企業であり、更なる低コスト化の圧力を受けた場合に、相当画期的な革新でもない限り、残る販売の人件費を削るしかない、という訳で、低コスト化の圧力を受けたあまり頭のよろしくない上に尊法意識も薄い販売担当部署の人がこういうことをやってしまったのだろう。
私は別にDELLの人間のことを擁護したいわけではなくて、どちらかというと行き過ぎた低価格競争による歪みを気にしている。
んなことを言ったって「同じような性能で見た目もかっちょ良かったら、安いほうが良いに決まっているではないか」という意見をまるで世界の真理のように振りかざす人もいるかもしれないのだが、私はそんなことは思わない。その「安いほうが良いに決まっている」を突き詰めた結果として、この報道のような事件や、強度偽装マンションなどのような事件が起きているのではないかと考えるからだ。
安い製品には安い理由があるはずなのだ。メーカ側はその理由は隠したがる(同業他社に知られてしまえば、別の方法を探さなければならなくなる)だろうが、ものを買う側である我々は、その製品が何故安いのかを想像してみる必要があるのではないだろうか。
会社で作業用端末として与えられているのはDELLのデスクトップ(但し、リース品)で、液晶モニタもDELL製だったりするので、こういう記事を読むと、なんかこうやりきれない気分になったりする。
私は個人的には派遣業というのは緩やかに国を滅ぼすと考えているのだが、これは横道なので、元へと戻そう。
で、本道はなんだったかというと、タイトルで言い尽くしてる感もあるのだけれども、先進国、少なくとも日本においては、製品の製造販売に関わるコストで一番高いのは人件費であるわけで、同業他社よりも安い製品を市場に送り出そうと考えた場合には、どうやって人件費を削るのかを考えることが、もっとも効率が良いわけだ。
しかしながら、PC-AT互換機などという極限に近いまでオープンな製品(オープンであるということは、すなわち、誰かができることは他の誰かも簡単にできるということだ)の市場においては、製造に関して削れる余地など、殆ど残っていないというのが実情だろう。
よって、流通や販売で人件費を削るしかない。DELLは数年前までは流通(というか出荷在庫)の管理の効率化を進めることで低価格を維持していると喧伝された企業であり、更なる低コスト化の圧力を受けた場合に、相当画期的な革新でもない限り、残る販売の人件費を削るしかない、という訳で、低コスト化の圧力を受けたあまり頭のよろしくない上に尊法意識も薄い販売担当部署の人がこういうことをやってしまったのだろう。
私は別にDELLの人間のことを擁護したいわけではなくて、どちらかというと行き過ぎた低価格競争による歪みを気にしている。
んなことを言ったって「同じような性能で見た目もかっちょ良かったら、安いほうが良いに決まっているではないか」という意見をまるで世界の真理のように振りかざす人もいるかもしれないのだが、私はそんなことは思わない。その「安いほうが良いに決まっている」を突き詰めた結果として、この報道のような事件や、強度偽装マンションなどのような事件が起きているのではないかと考えるからだ。
安い製品には安い理由があるはずなのだ。メーカ側はその理由は隠したがる(同業他社に知られてしまえば、別の方法を探さなければならなくなる)だろうが、ものを買う側である我々は、その製品が何故安いのかを想像してみる必要があるのではないだろうか。
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