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r-fukai's Diary ausf blogger

火曜日, 2月 01, 2005

吉野家が牛丼を限定で復活

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050131AT2F2804031012005.html
吉野家が流通在庫(当然、米国産の牛肉だ)を使って牛丼を期間限定で復活させるそうだが、何故米国産の牛肉が輸入禁止になっているのかを少しでも考える頭があれば、そんな恐ろしい代物は食べる気が起きないというのが正気の人間の振る舞いだろう。米国産牛肉の危険性は禁輸前と後で大きく変わっているわけではない。意外と、こんな当たり前のことが理解できない人は多いことは、吉野家の牛丼の需要が米国産牛肉の輸入禁止措置が発動した後も全く変わらないか、むしろ上昇したことで判る。
吉野家の思惑としては「(現在と危険性が変わるわけではない)米国産の牛肉を使った牛丼にもこれだけの需要があるのだから、米国産牛肉の禁輸措置は消費者にも受け入れられていない」という論を張ることだと思われるが、私自身はこんなのに乗っかって禁輸解除に持っていかれるのを真っ平ごめんだと思っていても(元々、吉野家の牛丼に思い入れがあるわけでもなし)、乗っかってしまう考慮が足りない人間は、吉野家の思惑通りの人数以上にいるのだろうと容易に予想できて、暗澹たる思いをより強くしてしまう。おそらく政府内部でも、その動きを歓迎する勢力は少なからずあるだろう。
脳がスポンジ化するリスクを背負わないと安めの牛肉を食べることができなくなるのは正直ぞっとしない。こうやって、間をすっ飛ばして結論だけ書くと理解できない人もいるかもしれないが、敢えて途中経過は書かないでおく。