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r-fukai's Diary ausf blogger

火曜日, 5月 24, 2005

健康搾取番組

http://biotech.nikkeibp.co.jp/fs/kiji.jsp?kiji=394
テレビの健康番組は特定保健用食品のCMになっているという、ある意味で当たり前の調査結果が出ている。
面白いのは、番組の視聴量と特定保健用食品のマークの意味の認知率が逆の相関を示したという点で、意地の悪い見方をすれば「そういう知識のない馬鹿が健康番組に乗せられやすい」と取ることも可能になる。
最後のパラグラフに現れる「フード・ファディズム」というのはまさにそういうことを言っていると思われるのだが、さすがに記事中ではそういう表現は使っていない。
人間の行動についての科学的な分析は、往々にして「角が立つ」ものなのだが、科学専門誌でもなければそういう角が立つ表現をストレートに書くわけにはいかないか。
それにしても、私が子供だった頃にはテレビなどという媒体は信用できないものの代名詞だった筈なのだが、いつの間に強迫観念を植え付けうるまで信用されるようになってしまったのだろうか。放送を行なっている側が何かしら変わったという印象は私には特にないのだけれども。
まぁそんなことを言ってみても、現在私の机の上にはグリコの新製品である「GABA」があったりするので、ちっとも説得力はないわけなのだが(ちなみに「GABA」は特定保健用食品ではない)。