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r-fukai's Diary ausf blogger

金曜日, 12月 24, 2004

血液型占い

血液型占いというのは、フジテレビで朝にやってる特ダネの最後のコーナーのようなものを指すんではなかろうか。今日、一番ツイてるのはx型の人、一番ツイてないのはx型の人、というやつである。
翻って、いまテレビ局が飛びついていて各所から批判の声が上がっているネタは血液型性格判断であって、これは占いとは微妙に性質を異にするものであると思う。
まぁ、よく判らないものについて、合理的判断の結果導かれたものではない結論を導き出すという点においては両者は同じものに見えるのだが、問題は、その判断が自分に対して適用されるのかそれとも他人に対して適用されるのかという点である。
占いというのは、相性であったり未来であったりとその応用分野はさまざまなわけだが、普通は自分に対する判断に関する材料に用いられる。つまりは影響範囲は、その占いを信じた人間で閉じることが多い。
それに対して性格判断というのは、自分にも応用するだろうが、基本的には他人に応用することが多い筈だ。よって、影響範囲は血液型性格診断を信用した人間の交友範囲すべてに及ぶことになる。信じた人間が社会的地位を持っていて、血液型性格診断を社会的行為にまで応用しようなどと考えた場合にはさらに影響範囲が広がる。
さて、迷惑なのは果たしてどちらか。これはもう、圧倒的に後者であることは明白であろう。
もし、前者も後者も完全に間違っている情報だったとする。前者を信じて行動する人が他人に迷惑をかける可能性はそれほど高くないが、後者を信じて行動する人が他人に迷惑をかける可能性は非常に高い。
各地から血液型性格判断に文句が出るのはそういう理由からだと思う。