.comment-link {margin-left:.6em;}

r-fukai's Diary ausf blogger

木曜日, 1月 18, 2007

プラネタリウムはなぜステラリウムではないのか

どこでだったかは忘れてしまったが、「プラネタリウムが主に映し出すのは恒星(=stellar)なのに、なぜにプラネタリウム(planetarium、planet=惑星)なのか?」という疑問を見かけた。
ここで、プラネタリウムという機械(施設だという人もいるだろうが、ここは中心にすえてあるあの鉄亜鈴型(とは限らないが)の機械を思い浮かべていただきたい)は、一体どういうものであるのかということを考えてみる。
プラネタリウムというのは、自らの位置を全く変えずに地球から観測できる星空を再現する機械である。この定義のうち、「自らの位置を全く変えずに」というところがミソだ。
実際に我々が見ている星空は、主に地球の運動(自転及び公転)によってその見え方を大きく変える。それを「自らの位置を全く変えずに」再現するのがプラネタリウムということになる。
つまり、プラネタリウムというのは「天動説宇宙の機械的実装」に他ならないのである。
そして、天動説宇宙でもっとも複雑な動きをするのは惑星である。プラネタリウムの実現に当たってもっとも困難だったのは、惑星の運行の機械による再現だったに違いない。
単純な動きしかしない恒星の再現など、逆行など複雑過ぎる挙動を示す惑星に比べれば、児戯にも等しいだろう(恒星にも年周視差があるので、本当に厳密に再現しようとするとそれなりに複雑になるだろうが)。
それを実現しているからこそ「プラネタリウム」なのではないだろうか。
……と、ここまで自力で考えてから「プラネタリウム 語源」でググってみたら、簡単に答が見つかってしまった。
http://www.f-space.co.jp/goto-goto/INT/200012.html
今はなき五島プラネタリウムの解説員の方のインタビュー記事である。
それによると、古代から存在していた天球儀(celestial globe)に加えて、惑星の運行まで再現できるようになったのでプラネタリウムとなった、とある。
下手の考えではあるが、当たらずとも遠からず、といったところだろうか。

ラベル:

0 Comments:

コメントを投稿

Links to this post:

リンクを作成

<< Home