本物の甘酒を食べてみた
私は昔から酒粕が嫌いで、おそらくアルコールそのものがそれほど好きではないからなのだろう(だからきちんとした美味い酒でなければ飲む気がしない。発泡酒などというまがい物などもってのほかである。私は酔うよりも味わうことを優先する)。粕漬けとか粕汁とかになると、匂いをかぐのも遠慮したいくらいである(暖められることで香りが強くなるので)。
その流れで甘酒というのも嫌いだった。酒粕が嫌いな人間が、酒粕をお湯に溶いて砂糖を加えたものを好きになろう筈もない。
んが、「アサ秘ジャーナル」という深夜番組で秋葉原(というか神田明神の脇)にある自家製の甘酒を出す店のことをやっていて、これまで私が甘酒だと認識していたものは、実はまがい物であることが判明した。
知っている人も多いだろうが、日本酒というのは、コウジカビによって米を糖化し、その糖を酵母が分解してアルコールにすることで出来上がる。
本来の甘酒というのは、米にコウジカビによる糖化だけを行なったものであり、酒粕に砂糖を加えるというのは、本格的な醗酵施設を持たぬ庶民が、安価に手軽に甘酒を楽しむ手段だったのだ(山上億良の貧窮問答集に出てきた糟湯酒に砂糖を加えたものなので、こちらも歴史は相当長い)。
というわけで、甘酒について正しい知識を得た私が、近所のスーパーに食い物を買いに行くと、原材料名に「米、米麹」としか書いていない本物の甘酒が売っているではありませんか。それもさほど高くない。
早速買って、袋に書いてある作り方に従って250ccの水を加え、かき回してから電子レンジで暖めてみると(邪道というなかれ)、いつも酒粕料理で辟易するアルコール臭さというものがまるでない(酵母が入っていないのだから当たり前なのだが)。
恐る恐る食べてみると、美味い。言葉で説明しようとすると「ちょっと不思議な香りのする甘い粥」という言葉しか出てこず、その説明を聞いて食べてみたくなるかというと、自分でもそうは思わないのだけれども、それ以外に特徴が見出せない。
事前に調べた知識で、米と米麹で作られた甘酒の甘みはブドウ糖で、ブドウ糖の甘みは蔗糖に比べればさほどでもない、という認識でいたのだけれども、そんなのは嘘っぱちだろうと思わせるくらい甘みが強い(ポカリスエットよりも甘い印象だ)ので、余計に甘い以外の感想が出ないのかもしれない。
いずれにせよ、ちょっと気に入ってしまった。これからちょくちょく買って食べてみようと思う。というか、ネットで見つけた瓶のやつを買ってしまいそうだ。
その流れで甘酒というのも嫌いだった。酒粕が嫌いな人間が、酒粕をお湯に溶いて砂糖を加えたものを好きになろう筈もない。
んが、「アサ秘ジャーナル」という深夜番組で秋葉原(というか神田明神の脇)にある自家製の甘酒を出す店のことをやっていて、これまで私が甘酒だと認識していたものは、実はまがい物であることが判明した。
知っている人も多いだろうが、日本酒というのは、コウジカビによって米を糖化し、その糖を酵母が分解してアルコールにすることで出来上がる。
本来の甘酒というのは、米にコウジカビによる糖化だけを行なったものであり、酒粕に砂糖を加えるというのは、本格的な醗酵施設を持たぬ庶民が、安価に手軽に甘酒を楽しむ手段だったのだ(山上億良の貧窮問答集に出てきた糟湯酒に砂糖を加えたものなので、こちらも歴史は相当長い)。
というわけで、甘酒について正しい知識を得た私が、近所のスーパーに食い物を買いに行くと、原材料名に「米、米麹」としか書いていない本物の甘酒が売っているではありませんか。それもさほど高くない。
早速買って、袋に書いてある作り方に従って250ccの水を加え、かき回してから電子レンジで暖めてみると(邪道というなかれ)、いつも酒粕料理で辟易するアルコール臭さというものがまるでない(酵母が入っていないのだから当たり前なのだが)。
恐る恐る食べてみると、美味い。言葉で説明しようとすると「ちょっと不思議な香りのする甘い粥」という言葉しか出てこず、その説明を聞いて食べてみたくなるかというと、自分でもそうは思わないのだけれども、それ以外に特徴が見出せない。
事前に調べた知識で、米と米麹で作られた甘酒の甘みはブドウ糖で、ブドウ糖の甘みは蔗糖に比べればさほどでもない、という認識でいたのだけれども、そんなのは嘘っぱちだろうと思わせるくらい甘みが強い(ポカリスエットよりも甘い印象だ)ので、余計に甘い以外の感想が出ないのかもしれない。
いずれにせよ、ちょっと気に入ってしまった。これからちょくちょく買って食べてみようと思う。というか、ネットで見つけた瓶のやつを買ってしまいそうだ。
ラベル: 飲み食い
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