F1日本グランプリに(酔狂にも)行ってきた
各所で行き帰りが地獄だったという情報が漏れ伝わってくる富士スピードウェイでのF1日本GPに、実は行ってきた。
金曜は休みを取ったが、他のメンバーが休まなかったので、フリー走行観戦はせず、たまった用事を片付けて体を休める日とした。
土曜は新宿7:30発のロマンスカーで新松田まで。新松田の駅から10分ほど歩いて大トヨタの誇るチケット&ライドシステムのバス乗り場へ。
そこで15分ほど待ってバスに乗り込み、1時間半ほど掛かってようやく富士スピードウェイに着く(所要時間のうちの30分以上は、FSW近辺の道路の渋滞による)。フリー走行3回目が行われているはずの時間だったが、エンジン音が全く聞こえず、少々不安になる。
とりあえず、高価な(具なしカレーが1000円)昼食を掻き込み、いそいそとターン10のシケインの飛び込みが見える自由席へと向かう(チケット発売時に、自由席11000円なら、様子見で出せるという判断をしたのだった)。
13時前後のFSW上空には不気味に霧が立ち込め、14時ぎりぎりまで予選が本当に行われるのかどうか発表が何もなかったのだが(どうやら、三回目のフリー走行は赤旗中断になったらしい)、一時はコース上まで覆っていた霧(一時はターン9方面が真っ白で何も見えなくなっていた)も晴れ、予選は予定通りに始まる。
シケインの飛び込みなので速度はないのだが、エンジン音はすごい迫力。というか、指定席の仮設スタンドより、今いる自由席の方が明らかにコースに近い。いーのか、そういうことで。
で、ずっと霧雨が降り続いているような状態で路面コンディションは目まぐるしく変わり続け、普段なら一回タイムを出してしまえばピットに引っこんでしまうトップチームが、Q1、Q2で何周も走ってくれる。頼みのFMラジオもマシンが近くを通っていると全く聞こえず、予選のタイムはさっぱり判らないが、これは望外のサービス。
というわけで、大満足の予選が終わり、自由席そばの売店で高いおやつ(麻婆豆腐丼1000円)を食べたり、他の自由席を見に行ったり、メインスタンド方面に回ったりしているうちに17:00に近づこうかという刻限になったので、20時までにレンタカーを借りに行かなければならない事情もあり、バス乗り場に向かう。
この時までは、あのような恐ろしい事態が自分たちを待ちうけていようなどとは、誰も露ほども思わなかったのであった。
大トヨタの誇るチケット&ライドシステムのバス乗り場は長蛇の列。それはまぁ織り込み済み。んが、列の後ろについたっきり、2時間以上列がさっぱり動かなかったのは全くの計算外であった。結局、4時間以上待ってバスに乗れたのは21:30。ずっと吹きさらしの普段はカートのコースとして使われていると思しき場所で、そぼ降る雨の中立ち続けなければならなかったのであった。
予定が全く変わってしまい、仕方なく家に帰るか飛び込みで泊まるところを探すかしなければならなかったのだが、ネットの乗換案内にお伺いを立ててみると、小田原経由で東海道線と京浜東北線を使えばなんとか家に帰りつけることが判り、ロマンスカーで新宿から来たのとあまり変わらない運賃を払ってJRで帰る。夕食は大宮に着いてから(午前1時を回っていたが、繁忙期には良くあることなのでそれはまあ良し)。家について午前2時。明日は午前5時起き。本当に起きられるのだろうか。
そして翌日。
午前5時には目覚ましが鳴りました。止めました。起きました。座りました。寝ました。次に目を覚ましたら6:21でした。
大慌てで身支度して同行者の人たちに先に行ってもらうよう連絡を入れる。ロマンスカーにはとても間に合わないが、どうも小田急の急行を使えば、ぎりぎり現実的な時間に新松田に着けそうではあった。
新松田での大トヨタの誇るチケット&ライドシステムのバス発着場では、ほとんど待たずにバスに乗り込むことができたが、FSWに着いてからがよろしくない。「FUJI SPEED WAY」と大書されたゲート脇で渋滞にはまって10分以上ぴくりとも動かない。そのうち、明らかに決勝に間に合いそうもない刻限まで渋滞から抜け出せないと判断したのか、バスの運転手さんが「急ぐ人はここで降りていいです」と言ってドアを開けてくれた(本当は、大トヨタの誇るチケット&ライドシステムにしたがって、発着場以外で乗り降りしてはいけない)。昨日とは違う大粒の雨の中、先行した同行者の人が取ってくれたターン13とターン14の間の自由席に向かう。
バスばかりではなく場内の道路で人も渋滞していたが、ドライバーズパレードに間に合わなかっただけで(アナウンスだけ聞こえてくるのが虚しい)、フォーメーションラップが始まる前に席にたどり着くことができた(が、昼飯は食いそこなった)。
霧こそさほどでもないけれど、なんかもう凄い大雨で、セーフティーカー先導によるローリングスタートになるというアナウンスがある。そのまま、19周までSCが引っこまなかったので、「まさかこのまま最後まで走るんじゃなかろうか」と思い始めた頃にSCが引っこんだ。
レースが始まると、マクラーレンがとにかく速い。L.ハミルトンを見送って他のマシンを一通り見ると、もう帰ってくる。フェラーリはタイヤの連絡不行き届きの件もあって、ほぼ最後尾からの追い上げになるので、遅い車に引っ掛かってもうどうしようもない感じ(エクストリームウェットでのセッティングも、それほど上手く行っているようには見えなかった)。
しかし、ターン13と14の間では、途中導入されたSC(アロンソがクラッシュした時だったかしらん?)中に、S.ベッテルがM.ウェバーに追突する瞬間が目撃できたり、一部始終ではないにしてもファイナルラップでR.クビサをF.マッサがオーバーテイクするシーンが目撃できたりと、非常に観ていて面白い席ではあった。
腰は前から後ろからびしょ濡れだわ、足元はぐちゃぐちゃの泥濘地だわ、アロンソがクラッシュした後で前にずっと立って観戦している馬鹿の集団が現れるわで、快適とはとても言えない状況だったけれども、満足。
で、問題の帰りだが、昨日よりも大粒の雨が降ったり止んだりの状況で、昨日よりも確実に悪くなっている足元と、誘導員の数が明らかに足りなくて、並んでいる最中に状況がさっぱり見えないなどの問題はあったものの、待ち時間はトータル約2時間程度で、大きなイベントの帰りとしては普通かな、と思える程度。昨日の疲れさえなければまぁ文句はなかった。新宿経由で東武野田線の最終より前に帰れたし。さすがは大トヨタの誇るチケット&ライドシステム。
これから自動車を買うことがあったとしても(たぶんない)、トヨタ車だけは絶対に買わない。
ちなみに、月曜日は用心して休みを取っていたので、文字通り一日寝ていた(目が覚めたら18時を回っていた)。
金曜は休みを取ったが、他のメンバーが休まなかったので、フリー走行観戦はせず、たまった用事を片付けて体を休める日とした。
土曜は新宿7:30発のロマンスカーで新松田まで。新松田の駅から10分ほど歩いて大トヨタの誇るチケット&ライドシステムのバス乗り場へ。
そこで15分ほど待ってバスに乗り込み、1時間半ほど掛かってようやく富士スピードウェイに着く(所要時間のうちの30分以上は、FSW近辺の道路の渋滞による)。フリー走行3回目が行われているはずの時間だったが、エンジン音が全く聞こえず、少々不安になる。
とりあえず、高価な(具なしカレーが1000円)昼食を掻き込み、いそいそとターン10のシケインの飛び込みが見える自由席へと向かう(チケット発売時に、自由席11000円なら、様子見で出せるという判断をしたのだった)。
13時前後のFSW上空には不気味に霧が立ち込め、14時ぎりぎりまで予選が本当に行われるのかどうか発表が何もなかったのだが(どうやら、三回目のフリー走行は赤旗中断になったらしい)、一時はコース上まで覆っていた霧(一時はターン9方面が真っ白で何も見えなくなっていた)も晴れ、予選は予定通りに始まる。
シケインの飛び込みなので速度はないのだが、エンジン音はすごい迫力。というか、指定席の仮設スタンドより、今いる自由席の方が明らかにコースに近い。いーのか、そういうことで。
で、ずっと霧雨が降り続いているような状態で路面コンディションは目まぐるしく変わり続け、普段なら一回タイムを出してしまえばピットに引っこんでしまうトップチームが、Q1、Q2で何周も走ってくれる。頼みのFMラジオもマシンが近くを通っていると全く聞こえず、予選のタイムはさっぱり判らないが、これは望外のサービス。
というわけで、大満足の予選が終わり、自由席そばの売店で高いおやつ(麻婆豆腐丼1000円)を食べたり、他の自由席を見に行ったり、メインスタンド方面に回ったりしているうちに17:00に近づこうかという刻限になったので、20時までにレンタカーを借りに行かなければならない事情もあり、バス乗り場に向かう。
この時までは、あのような恐ろしい事態が自分たちを待ちうけていようなどとは、誰も露ほども思わなかったのであった。
大トヨタの誇るチケット&ライドシステムのバス乗り場は長蛇の列。それはまぁ織り込み済み。んが、列の後ろについたっきり、2時間以上列がさっぱり動かなかったのは全くの計算外であった。結局、4時間以上待ってバスに乗れたのは21:30。ずっと吹きさらしの普段はカートのコースとして使われていると思しき場所で、そぼ降る雨の中立ち続けなければならなかったのであった。
予定が全く変わってしまい、仕方なく家に帰るか飛び込みで泊まるところを探すかしなければならなかったのだが、ネットの乗換案内にお伺いを立ててみると、小田原経由で東海道線と京浜東北線を使えばなんとか家に帰りつけることが判り、ロマンスカーで新宿から来たのとあまり変わらない運賃を払ってJRで帰る。夕食は大宮に着いてから(午前1時を回っていたが、繁忙期には良くあることなのでそれはまあ良し)。家について午前2時。明日は午前5時起き。本当に起きられるのだろうか。
そして翌日。
午前5時には目覚ましが鳴りました。止めました。起きました。座りました。寝ました。次に目を覚ましたら6:21でした。
大慌てで身支度して同行者の人たちに先に行ってもらうよう連絡を入れる。ロマンスカーにはとても間に合わないが、どうも小田急の急行を使えば、ぎりぎり現実的な時間に新松田に着けそうではあった。
新松田での大トヨタの誇るチケット&ライドシステムのバス発着場では、ほとんど待たずにバスに乗り込むことができたが、FSWに着いてからがよろしくない。「FUJI SPEED WAY」と大書されたゲート脇で渋滞にはまって10分以上ぴくりとも動かない。そのうち、明らかに決勝に間に合いそうもない刻限まで渋滞から抜け出せないと判断したのか、バスの運転手さんが「急ぐ人はここで降りていいです」と言ってドアを開けてくれた(本当は、大トヨタの誇るチケット&ライドシステムにしたがって、発着場以外で乗り降りしてはいけない)。昨日とは違う大粒の雨の中、先行した同行者の人が取ってくれたターン13とターン14の間の自由席に向かう。
バスばかりではなく場内の道路で人も渋滞していたが、ドライバーズパレードに間に合わなかっただけで(アナウンスだけ聞こえてくるのが虚しい)、フォーメーションラップが始まる前に席にたどり着くことができた(が、昼飯は食いそこなった)。
霧こそさほどでもないけれど、なんかもう凄い大雨で、セーフティーカー先導によるローリングスタートになるというアナウンスがある。そのまま、19周までSCが引っこまなかったので、「まさかこのまま最後まで走るんじゃなかろうか」と思い始めた頃にSCが引っこんだ。
レースが始まると、マクラーレンがとにかく速い。L.ハミルトンを見送って他のマシンを一通り見ると、もう帰ってくる。フェラーリはタイヤの連絡不行き届きの件もあって、ほぼ最後尾からの追い上げになるので、遅い車に引っ掛かってもうどうしようもない感じ(エクストリームウェットでのセッティングも、それほど上手く行っているようには見えなかった)。
しかし、ターン13と14の間では、途中導入されたSC(アロンソがクラッシュした時だったかしらん?)中に、S.ベッテルがM.ウェバーに追突する瞬間が目撃できたり、一部始終ではないにしてもファイナルラップでR.クビサをF.マッサがオーバーテイクするシーンが目撃できたりと、非常に観ていて面白い席ではあった。
腰は前から後ろからびしょ濡れだわ、足元はぐちゃぐちゃの泥濘地だわ、アロンソがクラッシュした後で前にずっと立って観戦している馬鹿の集団が現れるわで、快適とはとても言えない状況だったけれども、満足。
で、問題の帰りだが、昨日よりも大粒の雨が降ったり止んだりの状況で、昨日よりも確実に悪くなっている足元と、誘導員の数が明らかに足りなくて、並んでいる最中に状況がさっぱり見えないなどの問題はあったものの、待ち時間はトータル約2時間程度で、大きなイベントの帰りとしては普通かな、と思える程度。昨日の疲れさえなければまぁ文句はなかった。新宿経由で東武野田線の最終より前に帰れたし。さすがは大トヨタの誇るチケット&ライドシステム。
これから自動車を買うことがあったとしても(たぶんない)、トヨタ車だけは絶対に買わない。
ちなみに、月曜日は用心して休みを取っていたので、文字通り一日寝ていた(目が覚めたら18時を回っていた)。
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