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r-fukai's Diary ausf blogger

木曜日, 9月 27, 2007

同人誌やニコニコ動画のメインストリームはなぜ二次創作なのか

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20070926/1190783435

kanose [Webサービス] ニコニコ動画のところを同人誌に変えても成立する話だと思うが、なぜ二次創作なのか?という謎が。二次創作じゃないと感想もらえないからだと思うけど/らばQはもうメソッドになっていたのか!

カラオケでもそうだけれども、完全なオリジナル曲やマイナーな歌手の曲よりは、みんなが知ってる曲を歌った方が受ける。それは受け手の方も、元の歌手の歌というお手本を知っているから、目の前で行われたパフォーマンスのレベルの判断がしやすいからだと思う。
同人誌も同様で、純粋な絵の上手い下手はともかくとして、完全創作よりも二次創作の方が話に入り込みやすいし、良し悪しを判断しやすいだろう。私はかなり特殊な二次創作しかしたことがないので(コンピュータゲームを元にして作ったボードゲームのルールを売ったことがある)、受け手としての判断しかできないが(それでも受け手として二次創作の方が好きというわけでもない)。
まぁ、二次創作の方が完全な創作よりは咀嚼のレベルが低いので(これは創作物のレベルを云々するものではない。為念)、純粋に作り易い、という面もあると思う。これもカラオケと同じ。

ところで、同人誌作って売ってても、感想なんかさっぱり来たことがありませんよ(まぁ、連絡先としては絵描きの人のメールアドレスが書いてあるくらいのそっけないものなのだが)。
「電源不要ゲーム」で参加していた頃は、最後に止める時にWebであらかじめ告知したので、「止めると聞いて、ぜひ買ってきてくれと友人に言われました」という人が一人いたくらいで、後は売り切れた後に「次も出るんですか?」と聞かれるくらいなものだった。
「創作少年」で参加するようになって、相変わらず感想をくれる人は全く現れないけれども、会場で「次も期待してます」とか一言声を掛けてくれる人は多くなったように思う。でもそこ止まり。
確か「稀有馬屋」では感想を送ってくれた人に小冊子を送り返すサービスとかしていたはずだが(他にもそういうサークルはあると思う)、これはプロがエロで二次創作をしていても、感想を貰えるという保証にはならないことを如実に表している。コミケでの読者からの反応は、ほぼすなわち「売れた部数」なのだ(後は売り切れるまでの時間かな)。
ニコニコ動画のコメントなんて、それに比べたらものすごい濃密だ。あんなに感想が来たら、創作同人者は滂沱の涙を流すに違いない。いや、俺なら流すね、絶対。最近涙もろいし。

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