心霊スポット調査隊ふたたび
以前にも書いたが、Discovery Channelの「心霊スポット調査隊」(原題:GHOST LAB)が、第二回の"やらせでなければ"すごい現象以来、ぱっとしない。
彼らが重視するのは、EVPおよびVPという現象だ。EVPは"the Electronic Voice Phenomenon"のアクロニム。VPは前者からElectronicを除いたものである。
なにが違うのかというと、EVPは録音テープやボイスメモのようなエレクトロニクス機器での録音に入っている霊の声、VPはその場にいた人間も聞き取れる霊の声となる。
日本の心霊番組では、主に心霊写真や霊能者の霊視に重きを置いているが、以下のURLのページを読むと、欧米ではエジソンの霊界電話を嚆矢としてさまざまな機器による霊の声の録音を研究する動きがずっとあったらしい。
http://www.asahi-net.or.jp/~QR7S-TMYM/ITC/History.htm
1970年代に、つのだじろうのオカルトマンガを発端とした心霊ブームが起きた(そしてその洗礼を私も受けた)わけだが、その時点で欧米では盛んに研究されていたEVPについて、なぜかつのだはほとんど触れていない。
「うしろの百太郎」の冒頭でエジソンの霊界電話を紹介しているに留まっている(最初のうちは主人公の父親が心霊現象を科学的調査で解明するというギミックがあったが、読者受けが悪かったのか、父親の存在は希薄になっていき、主人公の背後霊であるうしろの百太郎の活躍によって悪霊が祓われるというパターンになっていったと記憶している)。
「心霊スポット調査隊」を観ていても、EVPはなんかぱっとしない。なんだろうか、日本では霊魂は死者の人格を保っているという前提が広く信じられているので、恐山のイタコのように霊能力者は死者の声を代弁し、その場にいる人間とある程度の会話が成り立つ筈だという思い込みがある。しかし、EVPはほとんどが長くても台詞一つだけで、短いものは意味不明の途切れ途切れの声なのだ。調査隊のおっさんが霊を挑発するような言葉を喋った後に記録されることが多いので、会話と言えないこともないのだが、その場では聞こえないのだから会話を続けようがない。
Discovery Channelには「怪奇現象の研究」(原題:A HAUNTING)という番組もあって、こちらは心霊現象を目撃者のインタビューと再現ドラマで淡々と紹介する。ただ紹介するだけで落ちも何もない。それが却って恐ろしい(こちらにも心霊現象調査を行なっている団体が現れ、EVPを採取している場面がある)。
「心霊スポット調査隊」がしょぼいと感じられるのは、彼らが霊魂という存在を意識を持たない自然現象的なものと考えているのが透けて見えてしまっているからかも知れない。
彼らが重視するのは、EVPおよびVPという現象だ。EVPは"the Electronic Voice Phenomenon"のアクロニム。VPは前者からElectronicを除いたものである。
なにが違うのかというと、EVPは録音テープやボイスメモのようなエレクトロニクス機器での録音に入っている霊の声、VPはその場にいた人間も聞き取れる霊の声となる。
日本の心霊番組では、主に心霊写真や霊能者の霊視に重きを置いているが、以下のURLのページを読むと、欧米ではエジソンの霊界電話を嚆矢としてさまざまな機器による霊の声の録音を研究する動きがずっとあったらしい。
http://www.asahi-net.or.jp/~QR7S-TMYM/ITC/History.htm
1970年代に、つのだじろうのオカルトマンガを発端とした心霊ブームが起きた(そしてその洗礼を私も受けた)わけだが、その時点で欧米では盛んに研究されていたEVPについて、なぜかつのだはほとんど触れていない。
「うしろの百太郎」の冒頭でエジソンの霊界電話を紹介しているに留まっている(最初のうちは主人公の父親が心霊現象を科学的調査で解明するというギミックがあったが、読者受けが悪かったのか、父親の存在は希薄になっていき、主人公の背後霊であるうしろの百太郎の活躍によって悪霊が祓われるというパターンになっていったと記憶している)。
「心霊スポット調査隊」を観ていても、EVPはなんかぱっとしない。なんだろうか、日本では霊魂は死者の人格を保っているという前提が広く信じられているので、恐山のイタコのように霊能力者は死者の声を代弁し、その場にいる人間とある程度の会話が成り立つ筈だという思い込みがある。しかし、EVPはほとんどが長くても台詞一つだけで、短いものは意味不明の途切れ途切れの声なのだ。調査隊のおっさんが霊を挑発するような言葉を喋った後に記録されることが多いので、会話と言えないこともないのだが、その場では聞こえないのだから会話を続けようがない。
Discovery Channelには「怪奇現象の研究」(原題:A HAUNTING)という番組もあって、こちらは心霊現象を目撃者のインタビューと再現ドラマで淡々と紹介する。ただ紹介するだけで落ちも何もない。それが却って恐ろしい(こちらにも心霊現象調査を行なっている団体が現れ、EVPを採取している場面がある)。
「心霊スポット調査隊」がしょぼいと感じられるのは、彼らが霊魂という存在を意識を持たない自然現象的なものと考えているのが透けて見えてしまっているからかも知れない。
4 Comments:
たまたま私のBLOGの方でも霊のネタだったので、反応して初書き込みしてしまいました。
私の家では、Discovery Channelなどは見られないのですが、つい先日、旅行先のホテルで海外の心霊モノを見られました。
記事にあった「A HAUNTING」じゃないかと思うのですが、チャンネルAnimal Planetだったような気がするので、違うかもしれません。
やはりEVPのネタで、だれもいないはずの厩舎に置いたテープレコーダーに”Here I am...”(私はここにいる...という意味か?)などなど、確かに言葉に聞こえる音が録音されていたりして、なかなか良かったです。
(英語だったので、内容の詳細はよくわからなかったのですが...)
海外のこの手の番組は、日本のものより面白いですね。
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適研所長, at 11/05/2010 11:34 午後
"A HAUNTING"は「引っ越した先の住居に霊が憑依しており、住人が霊現象に悩まされる」というのがお決まりのパターンで、ほぼ確実に派手なポルターガイスト現象が起きます。
たとえば、「故障しているはずの自動演奏ピアノが勝手に演奏を始める」「鍵まで閉めたはずの勝手口のドアがすぐに開いてしまう」「夜中に足音が近づいてきて何かの気配を感じる」などなど。
単にEVPが記録されるだけ、という展開はほぼあり得ません。"GHOST LAB"ではだいたいの事例はそうなりますが。
なのでその番組は"A HAUNTING"ではないような気がします。
参考までに「怪奇現象の研究」の日本語公式ページへのリンクを張っておきます。
http://japan.discovery.com/series/index.php?sid=706
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深井龍一郎, at 11/06/2010 2:55 午後
私の見た番組は、 Animal Planet の 「The Haunted 」という番組だったようです。(検索してわかりました)
複数のチャンネルで、似たようなのやってますね。
しかも、”Animal” Planet で幽霊モノって...コンセプトが良く分かりません。
派手なポルターガイスト現象、興味深いです。
否定派の人間としては、なんらかの回答をつい求めたくなってしまいますが...。
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適研所長, at 11/06/2010 8:31 午後
人間も動物の一種ということではw
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深井龍一郎, at 11/06/2010 11:12 午後
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