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r-fukai's Diary ausf blogger

日曜日, 7月 29, 2007

領域侵犯したものが攻撃されるのは当然

http://d.hatena.ne.jp/hasenka/20070729/p1
大前提からして勘違いなので、全体が間違っている。
最初の段落で挙げられている、科学界から攻撃(という言葉はあまり適切ではないが)されているものは、すべて「向こうから科学界に踏み込んできたもの」なのだ。もっと判り易く書けば、「科学のふりをしている非科学的なもの」だ。
どこの科学者が仏教を、イスラム教を科学的側面から攻撃するのか。そんなやつは(頭のねじが緩んでいるやつくらいしか)いない。
何故か。それは、仏教もイスラム教も科学の世界には踏み込んでこないからだ。一部のキリスト教が攻撃される(IDとかな)のは、向こうから科学界に踏み込んできたからだ。
正確に言えば、科学界が行っているのは、科学の枠組みから考えて明らかにおかしいものを科学の枠組みに組み入れようとする動き(つまりは非科学的なものなのに科学のふりをすることで信用を得ようとする動き)を排除することであって、科学の枠組みに組み込もうとしない限りは放置する。自分たちに関わりのないなにかを攻撃するなどという不毛な活動にエネルギーを注ぎ込むくらいならば、自分の研究に打ち込んだ方が百万倍マシだからだ。
こういう動きは別に科学界特有のものではまったくなくて、キリスト教でもモルモン教をキリスト教だとは認めないしキリスト教徒たちはモルモン教徒に偏見さえ抱いている。統一教会もキリスト教からは別の宗教であるとされている。もし、統一教会が自分たちを正当なキリスト教の一派であることを認めさせようとする運動を展開したならば、キリスト教会は激しく攻撃するだろう。

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