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r-fukai's Diary ausf blogger

月曜日, 7月 09, 2007

これは「月をなめるな」じゃない気がする

http://blawat2015no-ip.com/~mieki256/diary/200706184.html#200706184
結構な数のアメリカ人は、月面上を無重量状態(もしくは微小重量状態)だと考えていて、その理由は重力源たる地球から離れているせいだと考えている、という話。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/diary/dr0010_3.htm#001026
対して「月をなめるな」は、月面は地球表面と何ら変わらない環境であると考えているという話。
全然違うじゃん!
「月の環境について誤解している」という共通点はあるものの、誤解の方向がまるっきり逆だ。
さすがにアメリカは有人宇宙計画を実行中であるので、宇宙の環境は地球とはかなり違う、という認識は一般的であるようだ(その理由への理解はまるっきり間違っているようだが)。
対して、「月をなめるな」は自分の日常から思い切り離れてしまった環境を全く想像もできないという相当に深刻な話だ。
いや待てよ。もしかすると、アメリカ人は「地球表面以外はすべて衛星軌道上と同じ環境である」と認識しているのではあるまいな。なんかこっちの方が正解に近い気がしてきた。
だとすると、日本人とアメリカ人は日常的に目にする光景が違うために知識の範囲が異なるので、出てくる答えも違う。だが自分の日常と異なる世界に対する想像力を持たないという点では同じである、ということになる。
どちらが正解なのだろう?
関係ないが、その哲学クラスで「月をなめるな」のグループディスカッションをやるとかなり面白いことになりそうな気がする。

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