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r-fukai's Diary ausf blogger

金曜日, 2月 16, 2007

アンモニアで走る燃料電池車

http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20343212,00.htm
ほほぅ、なるほど。
燃料電池が電力を発生する際に必要とするのは水素と酸素だが、この水素という物質はまことに取り扱いに困る代物で、分子量が小さいから完全に閉じ込めておくことは困難だわ、金属と反応して脆くするわ、液体として貯蔵するためには-259℃まで冷やすか高圧を掛けなきゃいけないわ、漏れたら爆発する危険性があるわと、現在使用されているガソリンなどと比べていいことなどまるでないのである。水素吸蔵合金という便利なものもあるが、これはこれで重量がネックになるし、重量や体積の割には吸収できる水素の量も少ない。
こんなに扱いにくい水素を必要とする燃料電池車なんて、本当に将来性があるのだろうか、という疑問を私は常々持っていた。エタノールなどの炭化水素を分解して水素を取り出すことにしても、分解に伴って二酸化炭素が発生することになるので、いかにも次善の策という印象が強い。
これがアンモニアになるだけで、液体にするためには-33℃まで冷やせばよいし、常温で水に溶けるので溶かしておけばアンモニア水として貯蔵可能になり、分解して出てくるのは水素と窒素のみで環境負荷はほぼなく、毒物ではあるが匂いが強烈なので漏れればすぐに気づくことが出来て水素に比べればはるかに危険性が低くなる、などといいこと尽くめになる。ガソリンに比べても、毒物ではあるが引火物ではない、という点でなかなかいい線を行っているように思える。
記事の記述によれば、アンモニアに含まれる水素を全て使えるわけではなさそうなのだが、それでもこれは格段の進歩と呼んで差し支えないだろう。
しかし、未来の自動車はほのかにアンモニア臭いということになると、これはこれで嫌な未来予想図かもしれない。

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