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r-fukai's Diary ausf blogger

水曜日, 3月 28, 2007

精霊の守り人

NHK BS2でやっていた、「精霊の守り人」の特集を観た(録画して、細切れに)。
最初は同じ監督の作品である「攻殻機動隊 Stand Alone Complex」をやると書いてあったので、そちらを目当てにしていたのだけれども、実際に観てみると、何度も見返した第二話「暴走の証明」だったので拍子抜け。何ゆえこの話が選ばれたのかということを考えてみると面白いのかもしれないが、それを語れるだけS.A.C.について詳しいわけでもない。
閑話休題。
それ以外の内容はといえば、新番組宣伝番組の定番であるところのメイキングがメインになるわけなのだけれども、これが結構内容(こちらはアニメーションそれ自体の内容)についても突っ込んだものになっていて、たとえばアニメオリジナルエピソードである第七話(なんか2クール中の半分くらいはオリジナルエピソードらしい)の脚本会議なんてのを延々と流したりして、コンテを使った説明などで、その話の内容がほぼ判ってしまうくらいのものだったりした。
作品のファンならばそういうメイキングが見たくなるものだとは思うけれども、これは新番組宣伝の番組であるので、原作はともかくとして、アニメーションのファンというのはまだこの世に存在しないわけなのである(NHK内部にはいるのかもしれないが)。
そのような状態でストーリーに関するかなり突っ込んだメイキングなど流されても、単なるネタバレなんじゃねーのか、という気がしてならない。内容に突っ込んだメイキングを作るなとは言わないが、あくまで作品が先に来るべきなのではないか。そういうメイキングがつまらないと言っているわけではなくて、むしろ面白くて記憶に残るから余計に性質が悪いというか、なんというか。
そらまぁ、番組が始まる前の特番を3時間も組まれてしまったら、そのうち50分はS.A.C.と第一話先行放映で消化できるとしても、それほどけれん味のある作品でもなさそうだし、製作現場を詳細に取材するくらいしかネタがないという事情も判らんではないのだけど。
これで、実際に放映された第七話がぜんぜん違う話だったりしたら、相当面白いな。

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