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r-fukai's Diary ausf blogger

月曜日, 7月 02, 2007

回転運動は加速度運動である

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20070701/1243270530

水の入ったバケツを振り回したときに、バケツから水がこぼれないのは、遠心力が生じるためですが、
もし、宇宙に自分とそのバケツしか存在しなければ、バケツが静止したまま自分と宇宙全体が回転しているのか、
それとも自分と宇宙が静止したまま、自分がバケツを振り回しているのかは、区別がつきません。

全体の論旨には特に意見はないが、この喩えはおかしい。
そもそも無重量状態で物を振り回すことが可能かどうかはさておいて、回転運動というのは加速度運動なので、重力場に置かれている状態との区別はできないけれども(おそらくはコリオリの力などで重力場にあるのではなく遠心力であることが判ると思うが)、加速度運動していない中心点と加速度運動をしているバケツが相対的に同等とは看做せない。
これは特殊相対性理論(等速直線運動している物体にのみ適用できる)ではなく、一般相対性理論(重力場中にあるか、加速度運動をしている物体にも適用できる)を使わないといけないシチュエーションだ。

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