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r-fukai's Diary ausf blogger

金曜日, 2月 25, 2011

NIntendo DSiでBASIC

株式会社スマイルブームは、ニンテンドーDSiウェア『プチコン』を、2011年3月9日より、任天堂株式会社の運営する「DSiショップ」にて発売することを発表いたします。
http://smileboom.com/about/press/petitcom.html
http://smileboom.com/special/petitcom/

判らない人にはなんだかよく判らない話だろうが、30年ほど前、日本にマイコンブームというものが起きた。
マイコンというと、最近は制御用組み込みマイクロプロセッサのことを指すような気がするが、当時マイコンと呼ばれていたものは、ブラウン管ディスプレイとキーボードを備えた個人用コンピュータのことだった。
「それってPC(/Windows/Mac/etc.)と何が違うの?」
という疑問の声が上がっても不思議ではない。ではマイコンと今のPCでは何が違うか。ユーザに与えられている環境が違うのである。
現在のPCでは、電源を入れて立ち上がるのはOSである。それに対してマイコンでは、電源を入れて立ち上がるのはBASICなのである。
ではBASICとは一体なんなのか。Wikipediaを引くと、

BASIC(ベーシック)は手続き型言語の一つ。
BASICとはBeginner's All-purpose Symbolic Instruction Codeの略(頭字語)であるとされる。また、BASIC FORTRANの略ともいわれる。英単語の「Basic(基礎的)」の意味も持つと考えられる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/BASIC

これだけで理解できる人はそもそも「BASICがどのようなものなのか」などという疑問は抱かないだろう。

大多数のマイコンに搭載されていたのは、BASICの対話型実行環境であった。
電源を入れるとCopyright関連の文言に続いて、「OK」もしくは「Ready」という文字列の下で点滅するカーソルが表示される。
例えばそこで、"PRINT 72 / 3"と入力してリターンキーを押すと、以下のような文字列が表示される。
24
OK
つまりこれは「72 ÷ 3という計算をしてその結果を出力せよ」という命令をBASICが聞いて、「24」という結果を出したのである。これが対話型実行環境というものである。「OK」というのは、「今命令を受け付けますよ」とBASICが自分の状態を表示しているのだ。
一行の命令に対して一つの答を返す、これだけではプログラムとして成立しない。
プログラムを組みたい場合には、先頭に行番号を付ける。例えば先ほどの例をプログラムとして何度も実行したい場合には、「10 PRINT 72 / 3」と入力する。そうすると、BASICは答を出さずに「OK」と返す。そこで、「RUN」という命令を与えると、先ほどの出力と同じもの、つまりは「24」という数字を出力する。もう一度「RUN」と命令すると、「24」という数字を出力する。つまり行番号を付けることでプログラムと一回限りの命令を区別している。
長々と説明してきたが、今のPCと当時のマイコンが違っていたのは、マイコンを使うにはプログラミングがほぼ不可欠だという点においてである。
まぁ実際のところは、雑誌に載ったプログラムを目で見て手で入力して遊んでいただけというユーザが大半であると思われる(私も8割くらいはそうだった)。お金持ちはプログラムが記録されていたカセットテープ(!)を買っていたかもしれない。
それはともかく、相当高価だったマイコンを入手せんとする物好きは、なにがしか自分で書いたプログラムを走らせていたと思う(たとえそれがごく単純なものであっても)。

まぁそんなわけで(どんなわけだ?)、BASICという単語は「コンピュータを個人で弄る」という意味も持っているのだ。
このソフトはDSiという機械が持っている強力なスプライト機能を利用できるようなので、PCG-8100(これHAL研の商品だったのか)どころではない美麗なゲームが作れるだろう。楽しみなことである。

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水曜日, 2月 23, 2011

総務省の嫌がらせ(11/2/23追記)

なんでデジタル放送の右下に地デジカが出てきて何事か叫ぶようになってるのか。
アナログ放送の上下にそういう情報を流すための恰好のスペースがあるではないか。
既にデジタル放送を視聴可能になった人々にも知らせなきゃいかん理由があるのか。

総務省は他にもこんなことをやっていたりする。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu09_01000015.html

どことなく「隣組」の雰囲気を感じ取るのはうがち過ぎなのだろうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/隣組

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火曜日, 2月 01, 2011

怪しい伝説

Discovery Channelネタが連続してしまうが、ご容赦願いたい。
Discovery Channelの看板番組の一つに「怪しい伝説」(原題:Myth Buster)という番組がある。
これは一般世間で囁かれる噂や、映画などで描写されるシーンが「本当に実現可能なのか」を実験してみる番組である。Mythは「神話」、Bustは「やっつける」、「er」は「〜する人」という意味にする接尾辞なので、直訳すれば「神話やっつけ隊」とでもなるのだろうが、それだとちょっと意味が通りにくいかもしれない(「怪しい伝説」よりはまだいい気がするが)。また、Mythには「根拠のない社会的通念」や「俗説」という意味があるので、こちらの方がより番組内容に近いと思われる。
で、その「怪しい伝説」なのだが、2月に特集を組むらしい。これまでの放送で人気のあった回を10回一気に放送するほか、視聴者から番組で検証してほしい「怪しい伝説」を募集している。なんと募集しているのはアメリカの話ではなくて、日本の話なのである!
http://japan.discovery.com/mythbusters/cam_1101.html
そこではたと困る。ぜひとも応募したいのだけれども、やって面白そうな実験を全く思いつかないのである。うーむ、何かないものかなぁ。

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