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r-fukai's Diary ausf blogger

木曜日, 11月 30, 2006

なにこの伝言ゲーム

http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20061123/1164223826
http://d.hatena.ne.jp/marusato9365/20061121/1164121958
へー。蚊取り線香の毒性は無茶苦茶高いけど、誰も気にしないから問題にならないんだー。へー、そりゃー大変だー。(棒読み)
さて。「蚊取り線香の毒性が強い」という命題の根拠は、以下の文章だけである。

●蚊取り線香の煙とタバコの煙はどちらが発癌性が高いだろう。

蚊取り線香は全て副流煙だからタバコより発癌性は高いだろう。はたして
,欧米諸国で蚊取り線香は販売可能だろうか。米国では屋外使用に限定し
て販売されていると聞いたが本当だろうか。

問題なのは、冒頭の一文。"蚊取り線香は全て副流煙だからタバコより発癌性は高いだろう。"「だろう」? 推測かよ。推測を元に話を進めるにしちゃ、続く文章の内容はいかにも過激だ。
それに、何を燃やしても、出てくる煙は有害だとでも言いたいのだろうか? そんなことは、元の物質と燃焼の状況によっていくらでも変化するものだと思うのだが。
閑話休題。
引用元のURLはトップに張られていて、当該文章がどこにあるのか人力で探さなければいけないのだが、それは以下のページにある。
http://members.at.infoseek.co.jp/gregarina/idxIS.html#Gimon
そのページを表示させてみると、先頭に引用されなかった文章がある。

疑問編
だれか教えてください。

つまり、根拠として引用されている文章は、単なる疑問への取っ掛かりとしての思い込み(根拠は特にないので、敢えてこう書く)とそれに続く疑問文なのである。つまりは確認された事実など何もない。引用先エントリのタイトルには「調べてみた」などと書いてあるが、こんなもんは調べたうちに入らん。
それが、一段階違う人間のエントリを経ただけで

蚊取り線香って、なんの心配もないものと思ってたいていましたが、いやはや
こんなに危険なのね。

などということになってしまう。こちらの方が化学物質の毒性よりよほど恐ろしいではないか。

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火曜日, 11月 07, 2006

菜の花で放射能除去

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061105k0000m040036000c.html
まぁ、菜の花というかアブラナ科の植物は化合物に対する耐性が高いので、土壌汚染除去に使われることが多いのは確かで、放射能除去効果はあるのだろう。
しかし。
>土壌に残るセシウム137などの放射性物資を根から吸収させる。

>放射性物質は液体や気体に溶けないため、加工した菜種油やバイオガスには含まれないという。
本当か? 放射性物質ってセシウムだろ? アルカリ金属で、人体に入るとカリウムと置き換わるんだぞ。
まさか純粋な形で存在しているとは思えないので、何らかの化合物として土中に含まれていると思われるのだが、まぁ普通は酸化物(Cs2O?)か水酸化セシウム(CsOH)として存在するのではないか。これらが水に難溶というのはにわかには信じがたい。
コバルトならば、その性質は鉄に似ていて鉄よりも安定した化合物を形成するので、水や気体に難溶と言われても素直に納得できるのだが、アルカリ金属の化合物がそんなに安定しているとは到底考えられない。
植物で環境汚染を浄化する技術のことを、ファイトレメディエーションと呼ぶらしい。ググって見つけたその解説ページを見ると、次のように書いてある。
http://www.mls.sci.hiroshima-u.ac.jp/mpb/Phytoremediation.html
>そのメカニズムはほとんど分かっていないが、取り込まれた重金属イオンが細胞内のファイトキレチン、
>リンゴ酸、クエン酸、ヒスチジンなどとキレート化合物を形成し、無毒化・蓄積されると考えられている。
ふーん。植物の体内で有機酸化合物になって化学活性は失われるということか。とはいえ、これは化学毒性がある重金属の話であって、放射性同位体の活性が失われるわけではない(人体に吸収されてしまう危険性は確実に減るけれど)。セシウムがこの枠に当てはまるかどうかは謎のままだが、当てはまることにしておこう。
なるほどなるほど。ここまで来れば、「放射性物質は液体や気体に溶けないため」と言われても一応納得は出来る。だがしかし。
機械的に搾り出すだけの菜種油はともかくとして(それでも、種子部分に吸収した放射性元素が集積されたりしたらアウトに近いけれど)、有機的に分解するバイオガスはやばいんじゃないか。折角化学的に安定している有機酸化合物を分解してしまうのではないか。

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木曜日, 11月 02, 2006

写経……じゃなくて写九

http://www.asahi.com/national/update/1101/OSK200611010036.html
要するに護憲派は単なる宗教だということでよろしいか。そりゃ話も通じないわけだわ。

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ビッグサイト倍増計画

http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20061101c3b0104501.html
これで、とうとう夏冬共に三日間開催となったコミケも、二日間開催で収まるようになるのか?
個人的には西館を使わないで済むほうがありがたかったりするのだが(移動が面倒なので)。

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