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r-fukai's Diary ausf blogger

水曜日, 11月 30, 2005

時間がない(本当にないのは時間なのか?)

23時が迫ろうかという刻限まで仕事していて、空いてる時間には「おいでよ どうぶつの森」なんかやっとると、ネタを仕入れている時間どころか、何かを書いている時間もない。
なんか読んだ本の感想も書く気がしないしねぇ。

月曜日, 11月 28, 2005

CPU負荷を監視して、WindowsのStart upアイテムの起動を制御するソフト

http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/11/25/xyzstartup.html
うーむ。一時に複数のアプリケーションを起動しようとして輻輳するのはCPU周りよりはディスクI/Oじゃなかろうか。その次がメモリバス。
メモリバスが輻輳している(CPUの動作的にはキャッシュミスが頻発とかかな?)状態を、CPU負荷が高いと認識するのならば、まぁ役に立たないこともないだろう。
というか、Windows2000用のソフトということは、PentiumIIIレベルのCPUを使っているのだろうか。それならば、CPU負荷が律速条件になっても不思議はないかもしれない。

安い製品には安い理由がある

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20051127/mng_____tokuho__000.shtml
会社で作業用端末として与えられているのはDELLのデスクトップ(但し、リース品)で、液晶モニタもDELL製だったりするので、こういう記事を読むと、なんかこうやりきれない気分になったりする。
私は個人的には派遣業というのは緩やかに国を滅ぼすと考えているのだが、これは横道なので、元へと戻そう。
で、本道はなんだったかというと、タイトルで言い尽くしてる感もあるのだけれども、先進国、少なくとも日本においては、製品の製造販売に関わるコストで一番高いのは人件費であるわけで、同業他社よりも安い製品を市場に送り出そうと考えた場合には、どうやって人件費を削るのかを考えることが、もっとも効率が良いわけだ。
しかしながら、PC-AT互換機などという極限に近いまでオープンな製品(オープンであるということは、すなわち、誰かができることは他の誰かも簡単にできるということだ)の市場においては、製造に関して削れる余地など、殆ど残っていないというのが実情だろう。
よって、流通や販売で人件費を削るしかない。DELLは数年前までは流通(というか出荷在庫)の管理の効率化を進めることで低価格を維持していると喧伝された企業であり、更なる低コスト化の圧力を受けた場合に、相当画期的な革新でもない限り、残る販売の人件費を削るしかない、という訳で、低コスト化の圧力を受けたあまり頭のよろしくない上に尊法意識も薄い販売担当部署の人がこういうことをやってしまったのだろう。
私は別にDELLの人間のことを擁護したいわけではなくて、どちらかというと行き過ぎた低価格競争による歪みを気にしている。
んなことを言ったって「同じような性能で見た目もかっちょ良かったら、安いほうが良いに決まっているではないか」という意見をまるで世界の真理のように振りかざす人もいるかもしれないのだが、私はそんなことは思わない。その「安いほうが良いに決まっている」を突き詰めた結果として、この報道のような事件や、強度偽装マンションなどのような事件が起きているのではないかと考えるからだ。
安い製品には安い理由があるはずなのだ。メーカ側はその理由は隠したがる(同業他社に知られてしまえば、別の方法を探さなければならなくなる)だろうが、ものを買う側である我々は、その製品が何故安いのかを想像してみる必要があるのではないだろうか。

日曜日, 11月 27, 2005

ニンテンドーWi-Fiコネクションとおいでよ 動物の森

おいでよ 動物の森で、ネット上でともだちコードを公開しておられる方がいらっしゃったので、こちらのともだちコードも伝えて、AirMac Base Station(甘食)越しに接続を試みる。
何のトラブルもなくあっさりつながって、先方の村に入ることができた。
違うDS上の村では色々と違うということが判ったのと、いくつか知らないことも教えていただいたりして大変楽しかった。なんか接続している時間の大半は私が無用のおしゃべりを垂れ流し続けていただけのような気もするが(すいません)。
よく考えてみたら、双方がともだちコードをDSに登録して開放していない限り、勝手に入ってくることはできないのだから、ともだちコードをネット上で公開することは、それほどのリスクはないはずである。
というわけで、私もコメント欄でともだちコードを公開するので、私の「グリュン」村に遊びに来たい人はコメント欄にともだちコードを残していただきたい。
いや、休日でもなければ、私が無線LANのある環境にいられるのは、おそらく23時以降になるので、時間が合う人もそんなにいないと思われるのだが。

金曜日, 11月 25, 2005

はてなファシズム

http://d.hatena.ne.jp/wetfootdog/20051125/p1
なるほどなるほど、はてなユーザには(不完全ながらも)反論の道はありますか。
だったら、「はてな外のURLのブックマークそのものかブックマークは許すにしてもコメントとタグ付けを禁止しろよ」とちょっと思った。
リンク先のような思考形態を「はてなファシズム」と名づけたいと思う。
いや、別にブックマークコメントについて含むところなんか全然ないのだけれども(いくつかのfavoritを毎日読んで楽しんでいる)、こういう解決案とやらを示されてムッとしましたという話。

木曜日, 11月 24, 2005

おいでよ どうぶつの森

任天堂Wi-Fiコネクションがどんなもんなのだろうかと思って買ってみた。どうぶつの森シリーズをプレイするのは初めてである。
で、私の部屋には無線LANアクセスポイントとして、最初期型のAirMac Base Stationがあるので、試しに認識させてみたら、なんのトラブルもなく設定できてしまった。Windowsマシンに無線LANカードを挿して接続させたときは、しばらく試行錯誤を要したものだったが、これは設定メニューさえ見つかればあっという間に終わる。さすが任天堂。
ただ、おいでよ どうぶつの森はユーザ情報である「ともだちコード」とやらを入力しないことには他の人の村とはつながらないようなので、実際に動作するかどうかは未だにわからない。どうしたもんだろか。

ドイツとトルコ

昨日、祝日だったので久しぶりに銭形金太郎を見たら、ドイツ人と日本人のハーフという女性が紹介されていた。その女性が彼氏募集中ということで、以前銭金に出演した外国人男性を集めて集団お見合いという形になった。。
その男性の中に、トルコからの留学生(東京大学在学中)という人がいて、「自分は実はドイツ生まれだ」と自己紹介していた。
そこまで見て、マスターキートンやらMONSTERやらで仕入れた半端な知識を持つ私は「それは実はヤバイのでは」などと思い(現在フランスで暴動を起こしているのが旧植民地からの移民であるのと同様に、ドイツにおいてもトルコからの移民と地元民の間に軋轢があり、ネオナチなどの台頭の一原因となっている)、どういうフォローがされるのだろうかと思って見ていたのだが、ドイツで生まれたという事実は、単なる共通項(その女性は京都大学に留学経験があるので、「良い大学」に行っていたという事実と同程度)として扱われ、あまつさえそのトルコ人男性が交際候補として選ばれてしまった(番組上の演出だけなのかも知れないが)。
他にその場にいたのが中国からの留学生と黒人二名だったので、トルコ人ならまだ心情的に一番近いという理由かもしれないのだけれども、外野の人間が思っているほど、移民と地元民の対立というのも酷くないのかもしれない。
対立しているのは職分が重なる労働者階級なので、娘を海外(しかも物価その他が高い日本)へ留学にやれる裕福なインテリ層にとってはまた事情が違うのかもしれないけれど。

IEを使っているユーザはクリップボードを知らないうちに覗かれている

http://private.ceek.jp/archives/001639.html
うわっ、おっかねぇ。
やっぱInternet Explorerは使えないな。
IEでないとアクセス不能なサービスを使わざるを得ないときのために、この設定はやっておくべきだろうけれども。

誤解の原因を作り出した人間が「誤解されても仕方ない」などとのたまう

http://erict.blog5.fc2.com/blog-entry-165.html
私がここで書くようなことは、殆ど全てリンク先に書かれてしまっている。
一つだけ書き加えるとすれば、マスコミが第四の権力などと言われて久しいわけだけれども、報道の場にいる人間が、その権力の担保がなんであるのかを忘れて、恣意的な加工を加えた上で誤った印象を与えるという行為をあまりに無自覚に行なっているという点を挙げたい。
自覚的にやってる連中も沢山いるわけだが(主に朝日新聞とかTBSとかに)、自覚的にやっているうちは何らかの自浄作用が働くだろう(ある意味、不正行為を自覚的にやっているのだから、格好のスキャンダルのネタになる)。しかし、マスコミ全体が無自覚であるならば、自浄作用さえ働かなくなる。そんなところに第四の権力とやらを預けておくのは、あまりにも危険だ。
少なくとも、時事問題に多少なりとも興味がある人間のネット上での評判では、マスコミなど信用するに足らずということになりつつあるわけだが、このように無自覚に恣意的加工を行なっているようでは、"そのくらいは信用されなくなっても仕方ないのかもしれません。"

火曜日, 11月 22, 2005

問題が一つ解決しても

昨日から引っかかっていた問題は、クロス開発環境において、ホスト側では何の問題も発生せず、組み込み側で派手にデータが壊れるという、まぁ大概の場合はメモリリークしてスタックなりを破壊している場合に起きる症状を示していたのであった。
んが、コードをいくら探してみたところでそのような場所は見当たらず、途方に暮れるしかなかったのが昨日までの私であった。
昨日は、組み込み環境側ではprintfが使えないと書いたのだけれども、探してみたらちゃんと使えることが判り、動作の怪しげな箇所に仕込んでみたところ、どうも内部で持っているテーブルに関連する辺りで変な値が入っているということまで判った。
しかしながらそのテーブルは、組み込み側では浮動小数点演算ができないのであらかじめ計算しておいたものを持たせているもので、削って自前で計算させるわけにも行かない。
さてどうするかと思いつつ、開発環境のドキュメントを読んでいるとこんな記述にぶつかった。
「この環境では、大域変数と静的変数は使えません」
まさにテーブルというのは大域変数だったり静的変数だったりするわけで、動かないんだったらホスト側のコンパイラなりエミュレータなりで警告してくれれば良いものを、全くのスルーで全く正常に動いたりするのである。勘弁して。
しょうがないのでリソースから(何故か文字列とイメージとこの環境で使用する特殊なデータ形式しか登録できないので、文字列で持たせて読み込んでから変換しなければならなかったのだが)読み込むことにしてやっと一件落着。まぁ大域変数なんか使ってる私が悪いのだけれども、元はJavaのコードだったので、そちらでは定数にして持たせていたものなのだった。それをCに持ってくる場合に、大域変数以外の実装はちょいとばかり面倒だったのである(この辺は私の知識が足りないだけなのかもしれない)。
というわけで、当面の懸案はなくなったのだけれども、年末年始は働き通しになりそうなスケジュールが申し渡されたので忙しい状況に変化はまるでないのである。どっとはらい。

なんか知らんが無茶苦茶忙しい

ずっと引っかかっていたものがやっと動き出したはいいものの、デバッガやらprintfやらが使えない状況でのみ意図しない動作をする。
コードを見てもさっぱり理由がわからず、弄っては事態が悪化したりなんだり。
そうこうしているうちに他の作業の締め切りが迫ってきたりして、気は焦るばかり。
いやまぁ、最初に仕事を遅らせた自分が悪いのだけれども。

金曜日, 11月 18, 2005

大リーグでアンフェタミンが禁止薬物に

http://www.asahi.com/sports/update/1118/080.html?2005
えぇっ!? 今まで禁止じゃなかったのかよ!
だってアンフェタミンって
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3
ヒロポン=覚醒剤ですよ?
いやまぁ、厳密に言うと違うんだけど(ヒロポンはメタンフェタミン塩酸塩の商品名で、アンフェタミンの商品名はゼドリン)、日本では同じ覚せい剤取締法で取り締まられているのでここでは同一の扱いとする。
http://www.houko.com/00/01/S26/252.HTM
というか、大リーグなどという一スポーツの禁止薬物というレベルじゃなくて、州または連邦国家の法律で規制されていないのだろうか? 日本では戦後の一時期に覚醒剤が社会に蔓延したことがあるのでわざわざ法規制をしなければいけなかったけれども、米国ではその必要はなかったということなのだろうか。
それとも、試合後などにチェックを行なうことを新たに定めたということなのかしらん。

火曜日, 11月 15, 2005

映画の仮面ライダーFirstで、本郷猛は水に字を読ませる実験をやっているらしい

http://d.hatena.ne.jp/rna/20051114#p1
映画版のショッカーは、科学者を集めているんじゃなくて、トンデモ科学者を集めてるんだよ!
たまーに超絶科学理論に当たることを期待して、当たりだったら幹部候補に、箸にも棒にもかからないへっぽこ研究者は戦闘員にそれぞれ改造するに違いない。
トンデモ学者は世間一般に対して反感を抱いていることが多いので、洗脳もしやすかろう。完璧だ!
ちなみに、この映画は、原作版に拠っているということで、このエントリでのショッカーの設定も原作版(というかマンガ版)を基にした。

健康格差社会?

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20051112/mng_____kei_____003.shtml
阿呆か。健康じゃなきゃまともな収入を得られるだけの仕事なんかできないってだけの話だろうが。
調査対象が年寄りってことは、収入はこれまで築いた財産による不労所得という可能性もあるが、そうであったとしても、そのような財産はこれまでの人生でどの程度の収入を得てきたかの関数になるわけで、健康でばりばり働いていた人間よりも、病気で休みがちだったり治療に金が掛かったりした人間の方が少ないに決まっている。
特にうつ傾向の人間がまともに仕事なんかしてたら、あっという間に何もできなくなるか自殺してしまうだろう。
おそらく、医療制度改革に伴う国民負担の増大に異を唱えるための研究なのだろうが、我田引水度が高すぎて、却って足を引っ張る結果になりそうだ。

月曜日, 11月 14, 2005

無断リンク禁止を掲げる管理者に問い合わせを送ってみる実験

http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20051114
なんか煙草を例として挙げているが、なんでわざわざ煙草のように争いごとを導きやすいものを例にするのか、単に考えが足りないのかそれとも物を知らないだけなのか、いずれとも判らないが迂闊なことをする、とは思う。
それはそうとして、その例は甚だ妥当性をも欠いている。現実世界に照らし合わせるならば、公共の道路に境界線を引いて、「ここを通過する場合には備え付けのインターフォンで通行許可を得てください」などというルールが書かれた看板を立てた奴がいたとして、それを見つけた他の奴が面白半分にインターフォンを鳴らしまくった、というのが実際に起きていることに近い。
用事もないのに面白半分にインターフォンを鳴らしまくるのは、広くいたずらとして認識されている行為だが、この場合はそもそもインターフォンを鳴らさなければならないようなルールを作った方にも問題があることは明白だろう。
本来は自由に行き来できるような場所なのに、通りたければ鳴らせと書いてあるのだから、通る必要がなくとも通る度に鳴らして許可を得ることに何の問題があろうか、ということも主張でき、それは別に間違っているわけではない。人間は必要がないならば移動してはいけない、などということは誰にも言えないからだ(最近はストーカー規制法なんて法律で制限もできるらしいが)。
正当な用事があって通過したい人間が引きもきらずに現れ、その全員が律儀にインターフォンで許可を求めたらどうするのか、そういう想像力というものが、無断リンク禁止を掲げる学校関係者には欠如している。何が起きるか判らない、などと言いつつ、少し考えてみれば判りそうな出来事で破綻してしまうような脆弱なルールを設定するなどという手抜きを平気でする。あきれてものも言えないとはこのことだ。せめて「リンク禁止」ならば有効性はともかくとしても問題は起き難いだろうに。
そもそも、リンク禁止などというルールに、どれだけ有効性があるのかも非常に疑問だ。アンカータグさえ使っていなければ良いのか。アンカータグが打たれていないテキストとしてURLが書いてあって、そのURL先の内容に関して罵詈雑言を浴びせてあるなら、それは問題がないのか。ロリコンのための小学校リンク集は問題だが、ロリコンのためのURL集なら問題はないのか。それとも禁止するためのルールが思いつかないから放置するだけなのか。まさかURLも引用禁止とか言い出すのか。ルールを作っても誰も守らなければストーカー規制法のように法制化するのか。

文部科学省は今すぐSNS運営を始めよ

「無断リンク禁止」などという意味のないおかしなルールをWeb上に持ち込もうとしているクソ役人どもがいるわけだが、そんなことをされたらたまったものではないので、多少税金を使っても良いから文部科学省が公教育専用のSNSを作って欲しい。
パスワード管理なんかやってたら絶対崩壊するに決まっているので、ある程度物理的な鍵(ICカードでもいいと思う)による認証が必須だろう。
そのSNSにしかアクセスできないPCなんてのを作って、義務教育中の子供に売りつけるなんていう阿漕な商売も考えられる。文部科学省推薦PCだ。同じICカードで携帯からのアクセスもコントロールできれば完璧。
これでインターネットに跳梁跋扈する「有害情報」とやらと、いたいけで純真な児童生徒を切り離すこともできて一石二鳥。アイデアに関する権利を主張したりはしないので、文部科学省においてはさっさと実装してそっから出て来るな。さぁやれ今やれすぐやれ。

孤独と遺伝子は関係しているらしい

http://www.japanjournals.com/dailynews/051111/news051111_4.html
んが、いまいち記事の文章の趣旨を掴むことができない。
孤独を選択できる遺伝子が淘汰圧に対して有利だったのなら、世代を経るにつれ、孤独を感じないようになっていくのではないだろうか。
つまり、その遺伝子を持たない人間よりは持っている人間の方が孤独を感じにくく、食糧不足という淘汰圧の下では遺伝子の存続に有利だったので、現在は孤独を感じにくい人間の方が多い、という話ならば、筋が通っている。
記事の内容はほぼそれに基づいていると思われるのだが、タイトルと枕がそれとは正反対のことを言っているように読める。記者が取材内容をきちんと理解しないで記事を書いているとしか思えない。
そりゃまぁ、孤独を強く感じるのは遺伝子のせいなんだけどさ。それは発表された研究で言及している遺伝子じゃないだろう、ということだ。逆説的に結論を導きだしていることを書かないのは、どう考えても片手落ちだろう。

インフルエンザ患者を放置しろと言い続けるマスコミ

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051112k0000m040160000c.html
タミフルの副作用の疑い例に関しては、疫学的に妥当な数だけ例が集まっていないのでなんとも言えぬ。製薬会社が実験データを隠しているとかそういうことが発覚でもしなければ、実際問題として、インフルエンザで寝込んでる病人をタミフルを服用させたからといって放置しなければ良いのではないか(インフルエンザは空気感染するので、成人で予防接種を受ける人間が殆どいない日本では、患者に付きっ切りで世話をするというのは、あまり良くないことではあるのだが)。
問題なのはこの一文。
>欧米では、インフルエンザは自然に回復する病気とみられている。
少なくともこの記事を書いた中川記者と高木記者は、自分や身内がインフルエンザに罹っても、自然に回復するのを待つだけにしておいて貰いたいものである。私のような素人の雑文垂れ流し家ではないジャーナリズムには、それくらいの責任感は必要だろう。
正確に言っておこう。インフルエンザは、タミフルなどの治療薬が開発されるまでは「治療法がなかった」のである。だから回復のためには患者の治癒力に頼るしかなかった。勿論、患者の治癒力に頼るしかないとはいっても、回復を助けるためになるべく体力を損なわないような手当てをすることは必要であるし、高熱を放置すれば回復したとしても身体に障害が残ってしまうので、対症療法的に体温を下げる処置も必要だ。
これをして「自然に回復する病気」などという表現をするだろうか?
私が子供の頃にインフルエンザは定期的に流行し、私も一度酷い高熱を出してしばらくの間寝込んだことがある。寝床で横になっていても眩暈が止まらず、何かを食べたとしてもすぐに吐いてしまうような状態だった。あの時、「自然に回復する」などという認識が私の両親にあったなら、もしかしたら私は死んでいたかもしれない。
そのような自分の経験からして、「インフルエンザは自然に回復する」などという明らかに誤解を招くであろう言説を放置することはできない(こんなところに何か書いたところで、実質放置なわけだが)。

小惑星探査機はやぶさの現状

http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=05/11/13/0734217
資料採取のためのイトカワへのアプローチのリハーサルがあったことは把握していたが、取り上げるタイミングを逸してしまったので、それなりに噛み砕いた議論がされているスラッシュドットジャパンの当該スレへのリンクを張っておく。
ミネルバはイトカワへの着陸に失敗したそうで、残念というほかはないが、3機あるリアクションホイールのうちの2機までが故障しているのだから仕方がない。
資料の採取と地球帰還軌道への遷移は失敗しないで欲しいと祈るばかりである。
まぁ、はやぶさの主目的は複数イオンロケットエンジンの長期間運用の実績を積むこととデータ収集なので、探査自体は余禄みたいなものだという見方もできるわけだが。

NASAの新しい隕石回避手段

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200511130002.html
「20トンのロケットを1年間隕石に沿わせる」とかさらっと書かれているが、次のページをみれば判るように、地球の周回軌道に10トンの重量を上げることもそうそうできるものではない。
http://spaceinfo.jaxa.jp/note/rocket/j/roc12_j.html
まぁ、サターンロケットならば地球低軌道に120トンもの打ち上げ能力を持っているので、きっとサターンロケットクラスのロケットを新たに建造するのだろう。地球が滅びるのだから、それくらいは安いものだろう。
しかし、アメリカがやるとしたらきっと日本が金を出すのだろうな。

金曜日, 11月 11, 2005

USBポートに挿すTVチューナー

http://www.narinari.com/Nd/2005115198.html
ほほぅ。世の中にはこんなものもあるのか。なかなか面白い。
以前紹介したFortia(http://www.dcc-jpl.com/soft/foltia/)と組み合わせられると非常にいい感じになるのではなかろうか。
前身商品である「豆ちゅ~」(http://www.canopus.co.jp/catalog/ktvx1000/ktvx1000usb_index.htm)のアンテナ端子は、普通のアンテナ端子なので据え置き運用にも対応できそうだったけれども、こちらはどうなのだろうか。素直に豆ちゅ~を使っておけという話かもしれないが。

身辺雑記(面白くないです)

結構長い間、どうにもこうにも手が付かない作業があったのだが、なんとか取り掛かることができた。いわゆるスランプというやつだったのだろうか(何をおこがましいことを)。
以前にも似たような状況に陥ったことがあって、その時はもっと恐ろしい結末が待っていたので、またそうなるのではないかと戦々恐々としていたのだが、どうやら抜け出せそうなのでほっと一安心。
いや、作業は思いっきり遅れているのでそれを取り返さなければならないのだけれども。

水曜日, 11月 09, 2005

「身の丈」などというおぞましい言葉は俺の前では使うな

http://d.hatena.ne.jp/Psychodelicate/20051108#1131470992
なんじゃこりゃ。
こいつらは「襤褸は着てても心は錦」という言葉を知らんのか。
自らの置かれた金銭的状況に心まで縛られてしまおうなどという見下げ果てた心持ちの奴らは、収入がいくら上がろうとも豊かになれることなど絶対にない。魂からして貧しいものが豊かになれよう筈もないからだ。

ゲームにとって重要なのは楽しいかどうかなんじゃないの?

http://d.hatena.ne.jp/hally/20051109#p1
何を言っているのか、判然としない部分も多いのだが、一言だけ、
「コンピュータゲームがポストモダン化して、(製作者以外に)喜ぶ人がいるの?」
ということを聞いてみたい。
表現がどんどん鮮鋭化していって、一見さんどころかついていけない人間全てお断りになってしまった現代音楽や現代芸術が何故に存在し続けられるのか、私にはいまいち判らない(支持者がいるから、というレベルでは理解できるが、何故支持するのかはさっぱり判らない)。
純然たる娯楽であるゲームが、それらと同じようにほんの一握りの人にしか楽しめないものになってしまったら、それは単なるクソゲーに過ぎないのではないだろうか。
まぁ、芸術表現の一分野としてのコンピュータゲームというものがあっても、世の中に存在するゲームがそれ一色に塗りつぶされるんでない限りは別に構わないのだけれども、だったら「古株ゲーマーには居心地の良くない世界」とか不穏当なことは書かないで頂きたい。
音楽だって芸術だって、現代音楽や現代芸術がある一方、オールドファッションドスタイルで作り続けられて世の中の人々に支持され続けているのだから。

無断リンク禁止(ではない)

このエントリへの無断リンクは禁止しませんが、無断でリンクを張ると私のあなたへの心証が悪くなります。
ってことだろ要するに。
誤解を避けるためにわざわざ書くけれども、このブログのこのエントリ以外にリンクを張ったり外したりすることは、禁止もしなければ強要もしない。

マクラーレンのデザイナー、A・ニューイーがレッドブルに移籍

http://fmotor.nifty.com/f1/2005/11/post_537d.html
うわっ、これはびっくりした。そういえば、少し前にレッドブルの前身であるジャガーに移籍するなんて話もあったりしたのを思い出した(嘘。他の人が言ってるのを見て思い当たった)。
来期からレッドブルにはフェラーリエンジンが搭載されることになっているので、「ニューイーがデザインしたフェラーリのマシン」のシミュレートを見ることができるようになるわけだ。
シャシーからニューイーが関わるのは(あるとすれば)来期のBスペックからになるだろうが、これは楽しみ。空力部品がニューイーデザインになるだけで、どれくらい戦闘力に影響するのかも楽しみだ。

メガネっ娘が流行っているとかいう記事

http://gendai.net/contents.asp?c=051&id=16308
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/customs_prevailing.html?d=10gendainet05116308&cat=30&typ=t
なんか見えなくなってるようだけど、最後に出てきた哲学者の土屋賢二おっちゃんが、「男達は女性の知性など求めていない」「眼鏡は知性の象徴ではなく弱さの象徴として働いている」「女性らしさの対極である眼鏡を加えることで女らしさを増している」云々と言っていた気がするのだが、一体全体どういう根拠でそんなことを言っているのだろうか。
確かに、最近の三次元眼鏡の動向だけ見ていれば、眼鏡を掛けているという特徴が特に知性とは関係ないかも知れない、くらいのことは言えるだろう。しかしながら、最近の三次元眼鏡の氾濫などというものは所詮はブーム。薄く表面をなぞったものでしかなく、それに食いついているのは普段から眼鏡好きを標榜している層ではあるまい(そういった層が含まれている可能性は否定できないが、元々の数が少ないので割合からすればごく少数になることは自明だ)。
つまり、最近のブームを以って元々からいる眼鏡好き層を批判するのは的外れだということになるだろう。
なにが腹立つって、そういう「わかってない有象無象ども」と十把一絡げにされて一緒に的外れな批判をされなければならない普段から眼鏡好きを標榜している層は、少数派であるという理由だけで尊重されたりすることが全くない、という事実についてである。
誰も知らない穴場スポットを同好の士と楽しんでいたら、いきなり観光客が大挙して押し寄せてきて穴場スポットをめちゃくちゃにされてしまった感じ、と言えば通じるだろうか。
2005/11/10)参照できる記事が現れたので細かく修正。

火曜日, 11月 08, 2005

どうしてスギヒラタケが毒を持ったか

http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20051107/20051107a4680.html
生物というものの複雑さを垣間見せてくれる研究結果だ。
ここでふと思ったのだけれども、キノコに限らず、世の中の毒を持っている動植物(蛇などのように能動的に使用できる毒ではなくて、食うと死ぬみたいに受動的に持っている場合のみを意図している。「毒を含んでいる」の方がニュアンスとしては近いか)は、どのような理由で毒を持つに至ったのかは、多少なりとも判っているのだろうか?
「捕食の対象から外れるため」というものが一般的な説明として見受けられることがあるが、特に今回の話題の対象であるキノコ類の場合、明らかに毒としか思えない見た目をしているものも当然あるが、毒を持っていないキノコ類と区別できない外見を持つものも多い(そうでなければ、毎年毒キノコに当たる人間が多数出るはずがない)。
つまり、捕食の対象から外れることに失敗しているものが多数あるわけで、少しばかり説得力に欠けるところがあると思う。
さりとて、その他の理由など思いつかない。ありそうなものといえば、「別の目的に使われる物質がたまたま人類には毒だった」「代謝の結果として生成される物質がたまたま以下略」くらいなものか。
共生することによって毒性が生まれたのなら、後者の可能性もあるが、それはちょっとつまらないかも。

月曜日, 11月 07, 2005

メギドで最初期キリスト教教会遺跡が見つかる

http://www.asahi.com/culture/update/1107/008.html?2005
メギドというと、登場人物のほぼ全てがエリートを鼻に掛けた態度をしているという半お笑いコンタクティー漫画であるところの、「メギドの火」(つのだじろう)が私の中で一番印象に残っている訳だが、そういう人間は極少数派なのだろうな。多数派はメガテンの呪文だろうか。それともPSO?
ちょっとググってみた結果、「ハルマゲドン」はヘブライ語で「メギドの丘」が訛ったものという説があるらしい。ハル(Har)が丘で残りのマゲドンはメギドが訛ったものというわけだ。
地図をちょっと見てみれば判るのだが、エルサレムもメギドも現在のイスラエルにあって、距離はごく近い。とりあえずでっかい数字を出しておいてスケール感を強調するインド神話を基にした仏教説話と比較して、なんとちまちました世界観であろうか。後世の脚色家たちも、実際に存在する地名が元ではそうそう法螺は吹けなかったということか(まぁ仏教的世界観も、実際の宇宙の広さからすると小さいことこの上ないのだが)。

金曜日, 11月 04, 2005

共感能力と酢酸タリウム

タリウムなんて元素のことは、殆ど初めて聞いたようなものだ(私は化学はどうしても暗記科目なので苦手だった)。
女子高校生が実の母親に毒を盛って殺そうとした、というところに異常性を感じている人が多いようなのだけれども、本当に供述通りに母親に対して共感を持っていなかったとするならば、実はそれほどおかしなことではないのかもしれない、などと私は思ってしまう。
共感を持てない対象には、人間はとことん冷たい。
例えば、ゴキブリを殺虫剤で殺すことにためらいを覚える人はまずいない。特に人間に被害を齎すわけでもない蛾を殺すことを躊躇する人もいないだろう。
無脊椎動物を例に挙げるのが極論に見えるかもしれない。だが、我々と同じ哺乳類であるネズミだって、ハツカネズミとかハムスターとか、そういうペット化されたげっ歯類には矢鱈と感情移入する癖していざドブネズミが目の前に現れれば、悲鳴を上げて逃げ回り、殺すことだってためらわない人間は多数派だろう。
猫まで来ると殺すことにためらいを感じる人が多数派になるだろうが、丹精込めた庭木を野良猫に荒らされた人ならば、その野良猫に毒餌を食べさせて駆除してしまいたいと感じるだろう。
斯様に、我々人間というのは実に身勝手な理由で生き物の生死を振り分けている。人間以外の生物の生死を勝手に決めることができるのならば、それを人間に適用するのに、社会的理由以外になにか不都合があるだろうか。
件の女子高校生は、母親で実験するに先立って、カエルや猫を毒殺していたという。彼女はカエルや猫には、少なくとも殺すことをためらう程度には共感していない訳だ。
ならば、実験対象のリストにちっとも共感できない母親を加えることをためらう理由があるだろうか。社会的にまずいのならば、バレなければいいのではないか(件の女子高校生が、あまり発覚することを恐れていた形跡はないが、それはまた別の問題なのでここでは措く)。
というわけで、私には件の女子高校生が「共感能力に欠けている毒薬マニア」にしか見えないのである。
私もかなり他者への共感能力に掛けるところがあるのだけれども、幸いなことに社会的に問題にされるような分野には興味がない。よって今のところはマスコミを賑わすような事件を起こす心配はなさそうだと自分では考えている。

タイトーの「ムシキング」パクリゲー(原産地:韓国)が訴えられる

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/04/news067.html
まぁ、早晩なんらかの手段で訴訟に持ち込まれるだろうとは思っていたが、よもや「じゃんけんを盛り上げる方法」が特許登録されているとは思わなんだ。
「じゃんけんを盛り上げる方法」って特許になるんだ。ソフトウェア特許の一種か。
「最初はグー」も、申請書の書き方によっては特許になったりするのだろうか(勿論、TVで放送する前に申請するのだ)。あ、あれが登場したのはまだ特許が「自然法則を応用したもの」に限られていた時代だから駄目か。

水曜日, 11月 02, 2005

政党助成金

http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20051102/1130894212
共産党が政党助成金を受け取らないのは、赤旗の売り上げという巨額の資金源を既に持っているから、という側面を無視することはできないだろう。その事実を書かずに「痩せ我慢」とか書くのはミスリードなんじゃなかろうか。もしくは共産党の宣伝。

火曜日, 11月 01, 2005

スーパーアグリフォーミュラワン

http://www.asahi.com/sports/update/1101/107.html?2005
てっきりBARホンダがバトンのどたばた移籍劇から佐藤琢磨を切ったことによるファンからの突き上げを回避するために、無理なスケジュールで提出してFIAに却下されるだけだと思っていた11番目のチームについての発表がようやくあった。
いやしかし、今まで使っていたからといって、「スーパー」という手垢の付きすぎた言葉をそのまま持ってくるとは思わなんだ。この違和感は、時間が経つにつれて薄れていくのだろうか。
よく考えてみたら、F1のチームじゃなきゃそんなに違和感がないんだよな。Indyのチームだったり、GTのチームだったりすれば、それほどおかしいとは感じない。
これは要するに私がF1とそれ以外を差別しているからなのだろうか。
ちなみに「スーパーアグリ」というスーパーマーケットが北海道にあるらしい。