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r-fukai's Diary ausf blogger

金曜日, 9月 22, 2006

プラスチック電池(でもこれは電池じゃないと思う)

http://www.gizmodo.jp/2006/09/post_170.html
>コンデンサの電圧を変化させる能力を組み合わせたもの
……はて。コンデンサにそんな器用なことができただろうか? コンデンサがそんな便利な部品ならば、世の中にトランスやインバータなどは存在しないと思うのだが。
http://www.brown.edu/Administration/News_Bureau/2006-07/06-022.html
>It had twice the storage capacity of an electoric double-layer capacitor.
原文に当たってみると、「電気二重層型コンデンサの二倍の容量を持つ」という記述があるので、このニュースリリースは、エネルギー密度の点で電池と遜色ないほどの大容量コンデンサを開発できたということなのではなかろうか。
http://ecassf25.rsjp.net/jpn/admission/adlc.html
ちなみに、電気二重層型コンデンサの説明は上記リンクにある(リンク先ではキャパシタと言っているが、同じものである。日本ではコンデンサと呼ぶのが一般的だが、アメリカではキャパシタが一般的である)。
現状では、電気二重層型コンデンサは電池との比較において、色々と条件をつけないと(例えば、電気自動車の電源として使用することを想定して、非常に頻繁に充放電されるという前提を置くなど)性能が上だとは言えないようだ。
閑話休題。
一体全体、最初に引用した「コンデンサの電圧を変化させる能力」などという妙な誤解がどのようにして生じたのか、原文を読んでもさっぱり判らない。「組み合わせたもの」に相当する文章といえば、
>The hybrid device marries the power of a capacitor with the storage capacity of a battery.
くらいしか見当たらないのだが、これのどこをどういじっても「電圧を変化させる」などというフレーズは現れそうにない。
というか、そもそも電圧を示す英単語であるところの"voltage"という単語が出てこない。電流を示す英単語の"current"は出てくるけど。
しかし、電池というのは「化学変化を電力に変換するもの」という定義だと思うのだが、元の文章を読む限りでは、化学変化を利用しているようには読めない。
要するにこれは高性能コンデンサであって、電池ではないのではないかと私は思うのだけれども、元の文章でも"battery"と言っているのが気になる。電力を貯めておけるものは全て「電池」という認識の素人向けの文章なのだろうか。

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爆発物によって地形を変えるという作業は現在も普通に行なわれているわけだが

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060920k0000m040055000c.html
なんだろうな、これは。
要するに核の平和利用にも反対ってことでいいのかね(地球上で地形を変えるために原子爆弾を使用することは、主に放射能汚染の点で不適切だとは思うが)。
かなり遠い将来、宇宙空間で土木工事を行なう際には、頻繁に核爆弾が使用されるのではないかと思われるのだが、その頃になっても広島の住民はこういう反応をするのだろうか。

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木曜日, 9月 21, 2006

「他人を信用しない態度」と言ってしまうと角が立つので

http://www.page.sannet.ne.jp/hirasho/diary/diary0609.html#21p1
「他人が完璧であることを期待しない態度」と言い換えてみるのはどうか。
コンピュータというのは融通が利かないので、コードに書いてあることしか実行しないし、コードに書いてあることは全て実行する。
つまり、コンピュータに完璧に動いて欲しいのならば、コードが完璧でなければならない。
しかしながら、人間が完璧であることなどあり得ないのだから、完璧でない人間が書いたコードもしばしば完璧ではなくなるし、完璧を期するためには、しばしば多大な労力を必要とする。
人間は誰しも完璧ではないのだから、完璧ではない人が書いたコードでも危険な状態に陥ることがなるべく少なくなるように、不必要な部分にははじめから触ることができないようにする。リンク先で言っていることは要するにこういうことではないか。
オブジェクト指向に限らず、コンピュータプログラミング関連技術というのはこういう思想に則って発展してきたものだと私は考えている。

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ゲームプレイヤー入門講座

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2006/09/post_1398.html
なるほど。他の趣味の世界にも講座は存在するわけなのだから(華道、茶道など、実用的側面もないことはないが、最早趣味の世界だと言ってしまっても良いだろうし、絵画教室やピアノ教室なんてのは、プロになる人も皆無ではないがほぼ完全に趣味と言ってしまっても問題はないだろう)、ゲームの教室があってはいけない理由などない。
この世界にゲームというものが出現し、それに触れたのが多感な子供時代だった人間には思いもよらないことだが、ゲームを楽しむためにもさまざまな障壁というものが実際に存在するのだ、多分(自分では感じられないものなので、断言はできない)。
その点に気づいた(おそらく)SCEの広報だか営業だかの人は偉いと思う。

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水曜日, 9月 20, 2006

全てのタバコが自動販売機で売られているとでも?

http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20060916#p1
タバコの件に関しては、タイトルが全て。それ以上に言うことなど何もありはしない。
蛇足を承知であえて言うなら、そういう心配は店員と対面で販売する際にもID確認を要求され、確認ができなければ物理的に販売が不能になるようなシステムが導入されてからするのが筋というものではないか。
逆に、自動販売機が存在することによって、それ以前よりも未成年がタバコを入手するための各種障壁が低くなってしまっていたという状況がここに来てようやく是正されたのだとも言える(推進派の言い分そのままだが)。
キセルに関しても、自動改札システムは、そもそも切符や定期券といったシステムが持っていた不備が是正されただけである。自動改札システムに、たとえば書店やCDショップに導入されている万引き防止システムと何か違いがあるのだろうか(万引き防止システムは穴が多すぎて比較対象として不適当かも知れないが、不法行為による経済的損失を機械で防止するという本質は同じだろう)。
そもそも、短期的にみて、経済的な損失を相手に与える窃盗と同列のキセル行為と、法律で禁じられているだけで特に目に見える損失が生じない未成年の喫煙(ここでは長期的な損失は問題にしない)を同列に並べるというのがおかしい、と私は考える。
リンク先の筆者は、運転手の呼気にある程度以上のアルコールが含まれていたら動作しない自動車の登場や、NHK放送波がスクランブル化されることにも同様の危惧を抱くのだろうか?(念のために言っておくが、私がこの二項を全面的に支持していることを示しているわけではない)

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鉄コミュニケイションの在庫を確認

とらのあな新宿店にて。おそらくはとらのあな各店にはぽつぽつと在庫があるのではないか。
……ふと、Amazonで検索してみたらまだ普通に入手できるようだ。つまりは版元品切れというのは嘘である(思い込みによる勘違いだが)。ここに訂正させていただく。

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木曜日, 9月 14, 2006

メガネが壊れた

今となってはどういう理由だったかは思い出せないのだが(レンズの汚れを拭こうとしていたわけではなさそう)、メガネを手にとってフレームに少し力を加えたら、弦の辺りでレンズの周囲のフレームを止めていたネジが軽い音を立てて砕け散った。
どうも完全に錆びてしまっていたらしく、錆と思われる茶色の粉がいくらか散った。
メガネをかけるようになってかれこれ20年ほど経つのだが、こんな壊れ方をしたのは初めてだ。
確かに、最近やたらと頭に汗をかくようになって、弦とフレームの接合部分に明らかに緑青と思しき錆が浮いていたので、やばいんじゃないかとは思っていたのだった。
よくよく思い出してみると、このメガネはまったく金のない頃にメガネを紛失して仕方なく一番安いフレームを選択して作ったのだった。流行おくれのモデルだから安いだけではなくて、実際に安物だったようだ。
仕方ないので、新しいものを作らなければならないが、今日はもうどこの店も閉まっているだろう。壊れたものを騙し騙し使うしかない。

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水曜日, 9月 13, 2006

億万長者

昔から変な言葉だと思っていた。億の次に万って、小学生かよ!
で、ちょっと調べてみたら、millionaireという言葉ができた時に訳された「百万長者」という言葉がまずあって、次にbillionaireという言葉ができた時に、先頭の百を億に変えただけの適当すぎる上に明らかに間違いな訳をした人間がいて、それがそのまま定着してしまったものらしい。
なんじゃそらー!
世の中は想像以上にゆるく出来上がっているものだと思った。

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火曜日, 9月 05, 2006

犬SF

突然、犬が登場するSFについて書きたくなった。
とりあえず思いつくのは、版元品切れで古本でしか入手できないが、秋山瑞人の「鉄コミュニケイション」1. ハルカとイーヴァ 2. チェスゲーム(電撃文庫)であろう。
有名な猫SFであるところの「猫の地球儀」もいいが、こちらも勝るとも劣らない良作だった。原作付であるが、設定を借りているだけの別の話だと思ったほうがよろしい。これを犬SFと呼んでしまうのは、微妙にネタバレな気もしないでもないのだが、作品の面白さを減ずる類のものではないと思う。
他にも、遺伝子が犬だってだけであまり犬っぽくない上に、出てくるだけという話もあるのだが、犬を基にした下層民の少女「ド・ジョーン」が登場する「クラウンタウンの死婦人」(「ショイヨルという名の星」所収 ハヤカワSF文庫)がある。
……しまった。もう引き出しが尽きた。仕方がないのでgoogleの力を借りることにする。
というわけで、googleに「犬 SF」でお伺いを立てると(一応、あらすじ程度は確認してノイズを取り除いたつもりである。「夏への扉」を猫SFとするのがおこがましいくらいの犬SF揃いになっているはずだ)、谷口裕貴「ドッグファイト」(徳間書房)、ヴァーナー・ヴィンジ「遠き神々の炎」(創元SF文庫)、オラフ・ステープルドン「シリウス」(ハヤカワSF文庫)、クリフォード・シマック「都市」(ハヤカワSF文庫)、ハーラン・エリスン「少年と犬」(「世界の中心で愛を叫んだ獣」所収 ハヤカワSF文庫)などなど、猫SFと呼ばれる作品群に勝るとも劣らない数の作品が存在していることがわかる。
というわけで、「猫SFはあるけど犬SFはない」などというのは真っ赤な偽りもしくは井の中の蛙的台詞ということなのである。

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月曜日, 9月 04, 2006

DASANI Sparkling Citrus Mix

カロリーゼロの炭酸飲料なのだが、スクラロースとアセスルファムKによって甘みが加えられている。要するにコカコーラボトラーズのダイエット系飲料の味。
私はアセスルファムKの味(特に後味)が大嫌いなのでもう飲まない。
これならSPARKLING DRY LEMONの方が百万倍マシだった。
こういう飾り気のない、香料と炭酸の刺激だけで飲ませる無糖炭酸飲料に合成甘味料を加えても、合成甘味料のあらばかりが目立ってしまう結果になるだけだと思うのだが。

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