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r-fukai's Diary ausf blogger

水曜日, 10月 31, 2007

単発式ヘリコプターがこんなに危険な航空機だったとは

http://www.asahi.com/national/update/1029/OSK200710290073.html

主回転翼が機体に接触する現象は「マスト・バンピング現象」などと呼ばれる。機体が空中で静止した状態で強い追い風などを受けると、機体の姿勢を保つテールローターが機能せず機体が回転を始め、本来は水平な主回転翼が傾くことがあるという。

いやいやいや、"あるという。"じゃねーだろ、おい。
これって単発式ヘリコプター(シコルスキー型?)の構造的欠陥じゃないのか。
ほぼないと思うが、この先単発式ヘリコプターに乗る機会があったとして、乗るのに躊躇してしまうのに十分な情報だ。
テイルローターのない、双発機、二重反転ローター機、ティルトローター機は大丈夫だろうが。

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土曜日, 10月 27, 2007

タクシーが全面禁煙になった(ある意味当然の)理由

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20071022

全面禁煙問題にしても、喫煙車と禁煙車に分けると、禁煙車に乗りたがらない運転手が多いので、全部禁煙にしたという、訳の分からない話である。

当たり前だ。
「いつでもタバコ吸っていいから、今日から君の席は共用の喫煙室ね」などと言われて承諾する人間がどこにいるか。下手すりゃパワーハラスメントで裁判沙汰になる。
どうしてこれほど想像力の欠片もない輩が学者などやっていられるのか、不思議でならない。これでは所属する学問分野全体の信用も落ちるというものだ。

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金曜日, 10月 26, 2007

そのうち流れて消えちゃうと思うが、アニメ業界人による「ニコニコ動画」批判について

http://www.geneon-ent.co.jp/rondorobe/gne-sg/
こいつらの言ってることになんか違和感を覚えると思ったら、ニコニコ動画に対する文句が著作権の非親告罪化に賛成する論調と同じになってるからだと気づいた。

「僕らが自己で防衛しろと」
「そういうこと。てめえらのサイトで違法アップされているのに対して」
「権利侵害に対応するのが我々だってのは面白いね。夜中もやれと」

お前ら権利を主張したいならもっとちゃんと法律を勉強しろ。現行の著作権法では、著作権者が訴えを起こさない限りは罪ではない。ニワンゴに、アップされた動画が違法かどうかの判断を行う権限もない。
危機感を覚えてるんだったら、さっさと刑事でも民事でも訴訟を起こせ。話はそれからだ。
ちなみに、ニコニコ動画やYouTubeでDVD特典映像が観れなくなっても、私はさっぱり困らない。というか、今だってそんなの観てないし。

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この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない

http://www.itmedia.co.jp/news/article/0710/25/news140.html

日本国民の9割は、自国の憲法についてのまともな知識を持ち合わせてなんかいない、という記事。
いっそのこと、宗教独裁国家になってから民主革命でも起きればいいのに(革命が起きない可能性も否定できないところが恐ろしいところではある)。
実際にそんなことになると、アメリカが軍事介入してきて太平洋戦争直後よりもひどいことが起きるかもしれないのが洒落にもなんにもなってないというか。

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水没した電子機器を救う方法

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071025/141288/

へー。アルコールで水を除去できるんだ。
http://www.nauticalarchaeologyjp.com/ja/article/manual/2005033025.html

気になって調べてみたこちらのページは、水中から見つかった遺物の保存処理についてのページで、途中にアルコール置換による水分の除去方法について書かれている。50%程度のアルコール・水混合物から始めて、最終的に100%アルコールに漬けて乾燥させればいいらしい。というわけで、学術的にもある程度確立された手法のようだ(最初の記事にも「研究所勤めの頃にやっていた」と書かれているのだから疑いすぎという話もあるが。

しかし、これは結構運が良かった例ではなかろうか。何らかの安全機構は組み込んであるだろうが、動作状態で水没させれば当然の如く回路のどこかしらがショートするわけで、その時点でICなどが壊れてしまえばそれでアウトだ。
というか、食器乾燥機なんかに突っ込んで平気なのか。電解コンデンサとかヤバそうな感じがするのだが。あそこまで小型軽量化を図るとタンタルコンデンサとかばかりで電解コンデンサなどという(相対的に)でっかい電子デバイスは使えないのだろうか(電気電子工学科卒とは思えないような粗雑な発言)。

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火曜日, 10月 23, 2007

明治以降の日本人がキリスト教徒でもないのにポルノフォビアである理由

話は単純である。
維新当時、日本は幕府と西欧列強との間に結ばれた不平等条約をなんとか返上しようと努力していた。
西欧列強が不平等条約の言い訳として「(キリスト教的価値観から見て)野蛮な風習の残る国だから」というものを使ったため、江戸期までは比較的オープンだった日本の性風俗は、キリスト教的なポルノフォビアがより強化されたものによって押さえつけられ、不平等条約が解消された後になってもそれがそのまま残ってしまったのである。
ある種、日本人の生真面目さを浮き彫りにしている事象のひとつではあるが、経緯を知ってみると馬鹿馬鹿しいことこの上ない。
不平等条約が返上さえされてしまえば、そんなものを後生大事に守り続ける理由など何もない。それとも何か、日本はキリスト教国にでもなったのか。
そんな阿呆らしい経緯で残っている習慣によって、憲法で保障された表現の自由が制約されうるという現状は、いかにもおかしな状況であると言わざるを得ないだろう。
結局、不平等条約は日清日露戦争の勝利によって返上を実現したのだから、ポルノフォビアは実質何の役にも立たないまま、前例主義によって21世紀の今日まで、ゾンビのごとき腐臭を放ちつつ生き永らえているのである。
喩えて言うならば、未だに鹿鳴館で舞踏会が毎晩のように開催されているようなものだ。これを馬鹿馬鹿しいと言わずして何と言えばいいのだろうか。

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月曜日, 10月 22, 2007

F1 ブラジルGP

おめでとう! キミ!

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日曜日, 10月 21, 2007

著作権法違反が非親告罪化されれば、こういうことがもっと深刻なレベルで起きる

http://d.hatena.ne.jp/wang-zhi/20071020/1192865828

>自分が所属するバンドのオリジナル曲をすべて削除された。

ニコニコ動画への権利侵害の申し出は特に権利者であることを確認されないようなので、面白半分にこういう嫌がらせをすることは誰でもいつでもできるのである。
民事で済んでいるうちはただの嫌がらせで終わるが、刑事が絡むとなれば洒落にならない事態だ。
こんな重大な法律の管理を、文化庁のような半端お役所に任せておくのは危険極まりない。Apple名義でなされたパブリックコメントの言うように、さっさと文化庁を著作権管理の管轄から外すべきである。

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土曜日, 10月 20, 2007

「新UFO入門」の盗作騒動において幻冬舎はやりたいことだけをやった

http://backentrance.net/archives/200710/20071019195254.html
本論とは関係ないところに突っ込み。

>唐沢俊一及び幻冬舎が「新・UFO入門」の出版社在庫分を裁断、以降の版には無断掲載にかかる事情説明を付記すると云う傍目に(ほぼ)完全降伏と見える結果にまで追い込まれた

おいおい。
漫棚通信に載った経緯を読めば、それは最初から幻冬舎と唐沢俊一サイドが用意していた結論であることは明白だろうに。つまり完全降伏なんてものからは程遠い。
というか、幻冬舎再度が完全降伏しているのならば、どうやったら交渉決裂という結果になるのか、ちょっと教えて欲しい(私にも漫棚通信の人が求めているものが、幻冬舎側の条件を飲む気があったのかまで含めて、いまいちよく判らなかったりするので)。

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金曜日, 10月 19, 2007

著作権がCopyrightsの訳語であるならば、その主たる保護目標は金銭である

http://d.hatena.ne.jp/DocSeri/20071019/1192859057

>何度も主張するように、突き詰めれば著作権とは著作者の名誉を守るものだ。

というわけで、この主張は著作人格権をバランスを欠くほど偏重して保護している日本の著作権法に引きずられた間違った思想である。
もし、Copyrightsとは違う良く判らない権利について議論しているのならば、著作権という言葉を使わないで議論していただきたいものである。

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木曜日, 10月 18, 2007

印刷物になった時点で本物とはまるで違うものになるのは意外と知られてない

http://fragments.g.hatena.ne.jp/kusamisusa/20071017/p1

> 問題は写真だよ。オリジナルプリントのありがたみなんて全然わからないよ。

あー。RGBからCMYKへの色空間の変換とかで苦労したことない人はそうかもね。
たとえ白黒でも網の作り方とか色々あるからな。印刷物の世界は奥深いよ。フィルムの粒状感とか言い出すと写真の世界も奥深いけど。
そういやCGの世界でも、カラーマネジメントという概念が無かった頃は、絵の端にグレーの模様を置いて、「これがこう見えるようにモニタを調整してから見てね」とかやってる人もいたな。もしかすると今でもやってるんだろうか。

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水曜日, 10月 17, 2007

児童ポルノ法に関する現役弁護士からの鋭い指摘

http://yama-ben.cocolog-nifty.com/ooinikataru/2007/10/post_791a.html

>問題は、(中略)「性欲を興奮させ又は刺激するもの」という被写体にされた児童の人権侵害とは関係のない基準を採用していることです。

これは、「権利を侵害された児童に(少なくとも明確な)主体はない」(別に権利を侵害されているかどうかは関係ないが)という日本の法曹の認識があるのがまず理由としてあるだろう。そしてもう一つ。「児童ポルノ」という概念が、宗教的倫理観に裏打ちされたポルノフォビア(=ポルノ嫌悪)から発生したものだからという理由があるからではないだろうか。そう考えれば、まず「ポルノとしての定義ありき」になっている理由がすっきり解決する。
ポルノフォビアというのは、ぶっちゃけて言えば、とにかくポルノそのものが気に食わない。とにかく「嫌い」が先にあって、攻撃理由は後付けなのである(私がキリスト教をどうしても好きになれないのは、この宗教が、ありとあらゆるフォビアの源泉となっているように思えてならないからだ。まぁこれは余談)。
人間誰しも何かしらのフォビアを抱えているものだとは思うが(有名なものとしてはホモフォビアとか)、それを完全に克服することなどできはしないが(できたら聖人だ)、フォビアを元にして他人を縛ろうとするのは品性下劣な行為だと私は思う。
別に児童ポルノに供される子供たちの人権を軽視していい、などとは言っていない。法の条文が、表に出ている法の趣旨とずれている理由としてあるものを仮説として持ち出して、だとすればそれをたくらんだ人間は品性下劣だと言っているだけである。

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こうやって躍らされる人間が出るのが一番迷惑

http://deztec.jp/design/07/10/16_news.html
何度も書くが、ダビング10だかなんだかしらんけども、HDDレコーダ関連の機能はアナログ時代より確実に不便になっている。アナログならば編集自由って、要するに実時間かけなきゃいかんということだろう。そんな、アナログHDDレコーダからVHSに無理矢理引き戻されて一体どこをどういうふうに喜べばいいのだろうか。
アナログHDDレコーダの便利さを知らなきゃ、そうやって能天気に喜べるのだろう。VHSよりは多少便利なのは間違いないし。
これのどこが消費者の完全勝利だよ。自由競争とやらでどんどん規格が変わるなら、規格の違うレコーダを次々投入できる家電メーカーの完全勝利の間違いではないのか。
地デジなんて、誰も喜ばないことを役人の体面を取り繕う目的だけで進めるのは止めろ。清朝末期か、この国は。

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日本語ラップに対する偏見(私の)

なんか日本語のラップって、聞いてて腹立ってくるんだけど、唐突にその理由らしきものに思い当たった。
なんか知らんが、日本のラップミュージシャンってみんな声が汚い。
そら腹も立とうというものだ。

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水曜日, 10月 10, 2007

そりゃ、俺も喉元過ぎて行っちゃうかもしれんけどさ

http://plusd.itmedia.co.jp/d-style/articles/0710/09/news040.html
なんつー粗雑な理論だ。
たとえば、チケット&ライドシステム。あそこは、今回問題になったFSW内のボトルネックを解消したら、東ゲートから国道246号線までの細い山道が次のボトルネックとして待ち受けていることになる。おそらく帰りのバスの待ち時間は、どうやっても2時間待ちより短くは出来ない。行きの時間も1時間半より短くなることは絶対にない。四時間待ち、三時間待ちよりはマシだが、改善って言っていいのか、これ?
客が「行けば酷い目に遭うぞ」と学習して来なくなることで、結果的に設備の使い勝手は良くなる(早く利用できるようになる)かも知れんが、それは客が学習した結果だと言っていいのか?
今回軽装で来た奴は、イベントに行くのに当地の天気予報も確認しないような間抜けなので、来年も来るとすれば同じく軽装で来るか、晴天の中重装備で来て熱中症で倒れたりするに違いない。
つーか、この人実は当日バスで酷い目に遭ってないだろ。

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火曜日, 10月 09, 2007

宮村優子「電脳コイル」1,2読了

アニメ本編を撮ったっきりさっぱり見ていないのに、ノベライズ(ではないらしいが)を先に読んでしまった。
なんつーか、主要登場人物たちが何かに憑かれているかのように必死に行動するので、読んでいて喉が渇く。ひりひりした小説。
私の小学生時代は、もっと世界が単純だったように思う。単に私の内面が単純なだけかもしれないが。
2巻の最後で、主要登場人物たちの共通項が明らかにされるのだけれども、なんだろうなー、小学生くらいの子供って、もっと柔軟な存在だったと思うんだけどなー(その柔軟さを評価しすぎな大人がいるのはともかくとしても)。
すごく面白いんだけど、同時になんかちぐはぐな印象を受ける。登場人物たちの年齢が全部+5されるとちょうどいい感じかもしれない。

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米澤穂信「遠まわりする雛」読了

読む予定の人は、ちゃんと最後まで読んでからこのエントリを読んだ方が、良いかと思う(積極的ネタばれはしていないつもりだが)。
「古典部」シリーズ最新作にして連作短編集。「インシテミル」に手をつける前に買ってしまい、あまつさえ読了してしまうというこの体たらく。

うーん、ホータローはそういうことからは身を引いていて欲しかったなー、というのが正直な感想。まぁ、ほのめかししかないので、ミスリーディングに引っ掛かっているのかも知れないけど(作品の順番とか、かなり意図的にやってる感が強い)。ミステリ作家ならここにミスリーディングの一つでも仕込まないでどうするのか、って感じだ。
それはさておき。そこを美点として褒めている書評もネット上で見かけたのだが、少なくとも私が米澤穂信に求めているのはそれじゃない。それは他の作家でも代替できるんじゃないかな。
全然関係ないけど、千反田えるのイメージって、ノーメイクの栗山千秋なのかしらん? ちょっと美人過ぎるか。5年前くらいにドラマ化されていたら、間違いなくキャスティングされただろうけど。

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森永乳業 Private Milk Bar しあわせのショコラオレ

なんだか大仰な名前が付いているが、美味いミルクココアだと思えばよろしい。
さすが「ココアはやっぱり森永」などとCMを打っているだけあって、ホットチョコレートなどはちょっと苦手な私にも美味しく飲めた。
同じPrivate Milk Barブランドでちょっと前に出ていたいちごオレは、特段語りたくなるような味でもなかったのだが(不味くはない。けれども突出して美味いわけでもなかった)、これはちょっと違うと思わせる味だった。
ココアというと、よほど上手く淹れない限りは後味が相当残る者だと思うけれども、これは「濃厚なのにすっきり」などという使い古されたコピーがぴったりくる味である。
ココアが嫌いでなければ、一度飲んでみることをお勧めしたい。

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日曜日, 10月 07, 2007

インドネシアで焼き畑農業の火から発生した泥炭火災で20億トンものCO2が排出さる

http://www.asahi.com/international/update/1006/TKY200710060259.html
まー先進工業国が汲々として削り取った二酸化炭素排出量を、ここで一気にひっくり返してくれたりするわけなんですが、どーすんですか、こーゆーの。
軍事侵攻して軍政を敷いて焼き畑農業を禁止しますか。それとも住民全員殺しちゃいますか(住民が助からないことを前提にした消火手段もいろいろあるでしょうし)。
私は地球環境の人類にとっての悪化は、偏に人類全体の人口が多すぎることから起きていると考えますから、人口を減らす方法は大歓迎です。
最終的に自分が死んでも「まーしょうがないか」くらいで死にます。生き残ってあがいてその後に見ることができる世界がどうも楽しくなさそうなんで、足掻いたりはしませんよ。
次に無理やり宇宙移民ですな。最低限生きてけるだけの資材とともに、月か火星に送り込んじゃう。多分私が候補になると真っ先に死ぬと思われますので、私としては地球上で殺しておいたほうが経済的かもと思います。
変に先送りするより、今すぐ始めるほうが効果的だと思うんですけどね。アメリカなり中国なりが地球全体の覇権を握らないとこういうのは無理なんですかね。

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金曜日, 10月 05, 2007

つないでイーサ

http://www.uxd.co.jp/ss/index.html
いつの間にかこんな面白い製品が出ていたのか。
この間帰省した時に、うちの母親がWiiになみなみならぬ関心を示していて、買って(私は貧乏なので金は母親が出した)設定だけして帰ってきたのだが、実家にはパルス回線のNTT電話しかないため、無線/有線LANを必要とするネットワーク機能だけはどうしようもなかった。
しかし! これとWiiのLANアダプタさえあれば、最低限月額5000円程度出せば、通信料や電話回線がふさがることを気にせずにWiiをネットワークにつなげるではないか。素晴らしい(まぁ、最小限の回答としては、現在私が使っているAirMacBaseStationを買い換えて、古いもののモデム機能を使うというものがないでもないのだが)。
私の実家はいい加減田舎ではあるが、WILLCOMでの通信は全く問題なくできる(一応南関東なので)。これさえあれば、実家に帰った時のネットワーク接続に頭を悩ませる必要もなくなるというものだ(実際はHUBが必要になるわけだが)。なんと素晴らしい世界だろう。
こんな製品が出てくるなんて、W-SIMはやっぱすごいコンセプトだと改めて思う。

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木曜日, 10月 04, 2007

F1日本グランプリに(酔狂にも)行ってきた

各所で行き帰りが地獄だったという情報が漏れ伝わってくる富士スピードウェイでのF1日本GPに、実は行ってきた。
金曜は休みを取ったが、他のメンバーが休まなかったので、フリー走行観戦はせず、たまった用事を片付けて体を休める日とした。
土曜は新宿7:30発のロマンスカーで新松田まで。新松田の駅から10分ほど歩いて大トヨタの誇るチケット&ライドシステムのバス乗り場へ。
そこで15分ほど待ってバスに乗り込み、1時間半ほど掛かってようやく富士スピードウェイに着く(所要時間のうちの30分以上は、FSW近辺の道路の渋滞による)。フリー走行3回目が行われているはずの時間だったが、エンジン音が全く聞こえず、少々不安になる。
とりあえず、高価な(具なしカレーが1000円)昼食を掻き込み、いそいそとターン10のシケインの飛び込みが見える自由席へと向かう(チケット発売時に、自由席11000円なら、様子見で出せるという判断をしたのだった)。
13時前後のFSW上空には不気味に霧が立ち込め、14時ぎりぎりまで予選が本当に行われるのかどうか発表が何もなかったのだが(どうやら、三回目のフリー走行は赤旗中断になったらしい)、一時はコース上まで覆っていた霧(一時はターン9方面が真っ白で何も見えなくなっていた)も晴れ、予選は予定通りに始まる。
シケインの飛び込みなので速度はないのだが、エンジン音はすごい迫力。というか、指定席の仮設スタンドより、今いる自由席の方が明らかにコースに近い。いーのか、そういうことで。
で、ずっと霧雨が降り続いているような状態で路面コンディションは目まぐるしく変わり続け、普段なら一回タイムを出してしまえばピットに引っこんでしまうトップチームが、Q1、Q2で何周も走ってくれる。頼みのFMラジオもマシンが近くを通っていると全く聞こえず、予選のタイムはさっぱり判らないが、これは望外のサービス。
というわけで、大満足の予選が終わり、自由席そばの売店で高いおやつ(麻婆豆腐丼1000円)を食べたり、他の自由席を見に行ったり、メインスタンド方面に回ったりしているうちに17:00に近づこうかという刻限になったので、20時までにレンタカーを借りに行かなければならない事情もあり、バス乗り場に向かう。
この時までは、あのような恐ろしい事態が自分たちを待ちうけていようなどとは、誰も露ほども思わなかったのであった。
大トヨタの誇るチケット&ライドシステムのバス乗り場は長蛇の列。それはまぁ織り込み済み。んが、列の後ろについたっきり、2時間以上列がさっぱり動かなかったのは全くの計算外であった。結局、4時間以上待ってバスに乗れたのは21:30。ずっと吹きさらしの普段はカートのコースとして使われていると思しき場所で、そぼ降る雨の中立ち続けなければならなかったのであった。
予定が全く変わってしまい、仕方なく家に帰るか飛び込みで泊まるところを探すかしなければならなかったのだが、ネットの乗換案内にお伺いを立ててみると、小田原経由で東海道線と京浜東北線を使えばなんとか家に帰りつけることが判り、ロマンスカーで新宿から来たのとあまり変わらない運賃を払ってJRで帰る。夕食は大宮に着いてから(午前1時を回っていたが、繁忙期には良くあることなのでそれはまあ良し)。家について午前2時。明日は午前5時起き。本当に起きられるのだろうか。
そして翌日。
午前5時には目覚ましが鳴りました。止めました。起きました。座りました。寝ました。次に目を覚ましたら6:21でした。
大慌てで身支度して同行者の人たちに先に行ってもらうよう連絡を入れる。ロマンスカーにはとても間に合わないが、どうも小田急の急行を使えば、ぎりぎり現実的な時間に新松田に着けそうではあった。
新松田での大トヨタの誇るチケット&ライドシステムのバス発着場では、ほとんど待たずにバスに乗り込むことができたが、FSWに着いてからがよろしくない。「FUJI SPEED WAY」と大書されたゲート脇で渋滞にはまって10分以上ぴくりとも動かない。そのうち、明らかに決勝に間に合いそうもない刻限まで渋滞から抜け出せないと判断したのか、バスの運転手さんが「急ぐ人はここで降りていいです」と言ってドアを開けてくれた(本当は、大トヨタの誇るチケット&ライドシステムにしたがって、発着場以外で乗り降りしてはいけない)。昨日とは違う大粒の雨の中、先行した同行者の人が取ってくれたターン13とターン14の間の自由席に向かう。
バスばかりではなく場内の道路で人も渋滞していたが、ドライバーズパレードに間に合わなかっただけで(アナウンスだけ聞こえてくるのが虚しい)、フォーメーションラップが始まる前に席にたどり着くことができた(が、昼飯は食いそこなった)。
霧こそさほどでもないけれど、なんかもう凄い大雨で、セーフティーカー先導によるローリングスタートになるというアナウンスがある。そのまま、19周までSCが引っこまなかったので、「まさかこのまま最後まで走るんじゃなかろうか」と思い始めた頃にSCが引っこんだ。
レースが始まると、マクラーレンがとにかく速い。L.ハミルトンを見送って他のマシンを一通り見ると、もう帰ってくる。フェラーリはタイヤの連絡不行き届きの件もあって、ほぼ最後尾からの追い上げになるので、遅い車に引っ掛かってもうどうしようもない感じ(エクストリームウェットでのセッティングも、それほど上手く行っているようには見えなかった)。
しかし、ターン13と14の間では、途中導入されたSC(アロンソがクラッシュした時だったかしらん?)中に、S.ベッテルがM.ウェバーに追突する瞬間が目撃できたり、一部始終ではないにしてもファイナルラップでR.クビサをF.マッサがオーバーテイクするシーンが目撃できたりと、非常に観ていて面白い席ではあった。
腰は前から後ろからびしょ濡れだわ、足元はぐちゃぐちゃの泥濘地だわ、アロンソがクラッシュした後で前にずっと立って観戦している馬鹿の集団が現れるわで、快適とはとても言えない状況だったけれども、満足。
で、問題の帰りだが、昨日よりも大粒の雨が降ったり止んだりの状況で、昨日よりも確実に悪くなっている足元と、誘導員の数が明らかに足りなくて、並んでいる最中に状況がさっぱり見えないなどの問題はあったものの、待ち時間はトータル約2時間程度で、大きなイベントの帰りとしては普通かな、と思える程度。昨日の疲れさえなければまぁ文句はなかった。新宿経由で東武野田線の最終より前に帰れたし。さすがは大トヨタの誇るチケット&ライドシステム。

これから自動車を買うことがあったとしても(たぶんない)、トヨタ車だけは絶対に買わない。

ちなみに、月曜日は用心して休みを取っていたので、文字通り一日寝ていた(目が覚めたら18時を回っていた)。

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頭の中身はなるべく速く可視化したい

http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2007/09/post_1419.php
私にも同様の傾向がある。私の仕事は「拙速」と呼ぶに相応しい。
絵に関しては未だにそういう傾向がある。最後の段落で書かれているような境地に至ったのは、文章くらいなものだ。文章はちょっと間を開けて推敲しないと、ちゃんとしたものにならない。

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水曜日, 10月 03, 2007

なんかNHKで北大路魯山人の番組をやってるが

番組冒頭に「カレーを新聞紙に盛ったらとても食えたものではないので、食い物において一番重要なのは器である」などという、完璧な詭弁が用いられていて仰天した。
新聞紙で包んでもまともに食える料理なんぞ、そうそうあるものではない(焼き芋とかフィッシュ&チップスくらいなものだろう)。
こんな粗雑な発言、本当に魯山人が言ったことなのだろうか。NHKの無能な放送作家が勝手に作った話ではないか。

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