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r-fukai's Diary ausf blogger

月曜日, 1月 29, 2007

本物の甘酒を食べてみた

私は昔から酒粕が嫌いで、おそらくアルコールそのものがそれほど好きではないからなのだろう(だからきちんとした美味い酒でなければ飲む気がしない。発泡酒などというまがい物などもってのほかである。私は酔うよりも味わうことを優先する)。粕漬けとか粕汁とかになると、匂いをかぐのも遠慮したいくらいである(暖められることで香りが強くなるので)。
その流れで甘酒というのも嫌いだった。酒粕が嫌いな人間が、酒粕をお湯に溶いて砂糖を加えたものを好きになろう筈もない。
んが、「アサ秘ジャーナル」という深夜番組で秋葉原(というか神田明神の脇)にある自家製の甘酒を出す店のことをやっていて、これまで私が甘酒だと認識していたものは、実はまがい物であることが判明した。
知っている人も多いだろうが、日本酒というのは、コウジカビによって米を糖化し、その糖を酵母が分解してアルコールにすることで出来上がる。
本来の甘酒というのは、米にコウジカビによる糖化だけを行なったものであり、酒粕に砂糖を加えるというのは、本格的な醗酵施設を持たぬ庶民が、安価に手軽に甘酒を楽しむ手段だったのだ(山上億良の貧窮問答集に出てきた糟湯酒に砂糖を加えたものなので、こちらも歴史は相当長い)。
というわけで、甘酒について正しい知識を得た私が、近所のスーパーに食い物を買いに行くと、原材料名に「米、米麹」としか書いていない本物の甘酒が売っているではありませんか。それもさほど高くない。
早速買って、袋に書いてある作り方に従って250ccの水を加え、かき回してから電子レンジで暖めてみると(邪道というなかれ)、いつも酒粕料理で辟易するアルコール臭さというものがまるでない(酵母が入っていないのだから当たり前なのだが)。
恐る恐る食べてみると、美味い。言葉で説明しようとすると「ちょっと不思議な香りのする甘い粥」という言葉しか出てこず、その説明を聞いて食べてみたくなるかというと、自分でもそうは思わないのだけれども、それ以外に特徴が見出せない。
事前に調べた知識で、米と米麹で作られた甘酒の甘みはブドウ糖で、ブドウ糖の甘みは蔗糖に比べればさほどでもない、という認識でいたのだけれども、そんなのは嘘っぱちだろうと思わせるくらい甘みが強い(ポカリスエットよりも甘い印象だ)ので、余計に甘い以外の感想が出ないのかもしれない。
いずれにせよ、ちょっと気に入ってしまった。これからちょくちょく買って食べてみようと思う。というか、ネットで見つけた瓶のやつを買ってしまいそうだ。

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木曜日, 1月 18, 2007

プラネタリウムはなぜステラリウムではないのか

どこでだったかは忘れてしまったが、「プラネタリウムが主に映し出すのは恒星(=stellar)なのに、なぜにプラネタリウム(planetarium、planet=惑星)なのか?」という疑問を見かけた。
ここで、プラネタリウムという機械(施設だという人もいるだろうが、ここは中心にすえてあるあの鉄亜鈴型(とは限らないが)の機械を思い浮かべていただきたい)は、一体どういうものであるのかということを考えてみる。
プラネタリウムというのは、自らの位置を全く変えずに地球から観測できる星空を再現する機械である。この定義のうち、「自らの位置を全く変えずに」というところがミソだ。
実際に我々が見ている星空は、主に地球の運動(自転及び公転)によってその見え方を大きく変える。それを「自らの位置を全く変えずに」再現するのがプラネタリウムということになる。
つまり、プラネタリウムというのは「天動説宇宙の機械的実装」に他ならないのである。
そして、天動説宇宙でもっとも複雑な動きをするのは惑星である。プラネタリウムの実現に当たってもっとも困難だったのは、惑星の運行の機械による再現だったに違いない。
単純な動きしかしない恒星の再現など、逆行など複雑過ぎる挙動を示す惑星に比べれば、児戯にも等しいだろう(恒星にも年周視差があるので、本当に厳密に再現しようとするとそれなりに複雑になるだろうが)。
それを実現しているからこそ「プラネタリウム」なのではないだろうか。
……と、ここまで自力で考えてから「プラネタリウム 語源」でググってみたら、簡単に答が見つかってしまった。
http://www.f-space.co.jp/goto-goto/INT/200012.html
今はなき五島プラネタリウムの解説員の方のインタビュー記事である。
それによると、古代から存在していた天球儀(celestial globe)に加えて、惑星の運行まで再現できるようになったのでプラネタリウムとなった、とある。
下手の考えではあるが、当たらずとも遠からず、といったところだろうか。

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木曜日, 1月 11, 2007

Mighty Mouseの掃除

会社で使っているMighty Mouse(有線)のトラックボールの調子がいよいよおかしくなって、下方向へのスクロールが満足に出来なくなってしまった。
これはもう(破壊してしまうことを覚悟して)分解して掃除するしかないか、と思いつつ、一応ググってみたら画期的な方法が紹介されているサイトを見つけた。
http://solodesign.jp/2005_12_9_127.html
細い付箋紙ならば手元にあるので、早速試してみると、5枚ほど消費したところで下スクロールの反応が復活した。こりゃすごい。素晴らしい。感動した。
http://www.trinityworks.co.jp/software/AppleMProUSB/index.php?menu=main
ついでにWindows用の横スクロール対応ドライバも見つけてしまったが、こちらはシェアウェアなのでちょっと導入には躊躇する。仕事で使うOSに変なもん(失礼)を入れるのもなんだし。

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